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俺の幽霊事件簿まとめ
File.1

 GW明け………もちろん今日は平日で、只今の時刻は10時半過ぎ。

 現在地、櫻ヶ丘学園高等部校舎、職員室前。

 手荷物はリック1つ。



 ばーちゃん、またしてもやってしまいました。

 転校初日…完璧な遅刻です。

 遅刻理由は…。

 もう、言うのもヤだけど、あの地縛霊が俺を●●●て●●●なんてしてくるから!!(※●は適当な文字をあてて下さい。文字数合わなかったらゴメン)



「とりあえず、初日の遅刻だし…道に迷ったことにすれば、いきなり退学なんてことにはならないよね………」

「そんじゃ、『退学』の2文字をお前に贈ろうか?」

 ポンッと、いきなりうしろから肩を叩かれ、ありがたい言葉をいただきました。て、誰?

 振り向けば、そこには男前なヤクザがいました。

 俺、来る場所間違えた?

 俺が呆然としている中、男前ヤクザはニヤリっと笑い、俺の肩をギリギリ握りしめてくる。

「イッ!?」

 ちょっと、痛いです!肩外れますから、止めて下さい!

「テメー、平凡庶民な分際で、社長出勤とはいいご身分だな。この俺様の授業を『自習』にした罪は重いぞ、平凡庶民!!」

「もしや、俺の担任の先生様ですか?」

「はっ!良く聞け、平凡庶民!俺様の名前は穂積晶(ほずみ あきら)様だ。ちなみに、英語担当だ。嬉しいだろ、万年英語赤点平凡庶民!」

 『平凡庶民』から『万年英語赤点平凡庶民』(無駄に長い)に変えられた…。

 いや、別にそれはいいけど、やはり英語の成績はバレているようだ。

 いらない補足だが、中学時代は1年〜3年までオール1だ!



 転校理由となった授業は『英語』………。

 たぶん、あの般若先生(元は美人先生)が、仮成績表にかなりなことを書いてくれたと推測する。当たり前だが………。

「赤点平凡庶民(あ、ちょっと短くなった)、俺様は始めて見たぞ、英語の成績欄に『−0』の文字!!ぎゃははははーーー!」

 そう言って、廊下であるにもかかわらず、俺様先生は俺の背中をバシバシ叩き、大爆笑している。

 地味に背中が痛い…。


[*祓い給え][清め給え*]

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あきゅろす。
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