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LOVE GAME
■Battle.49(途中、視点なし)

 はぁー、はぁー、うっ、はぁー、はぁー…。

 息が上がり、四季の頬に溜まっていた涙が伝っていた。

 まるで、オレに犯されたような色っぽさ………まぁ、実際にイかせた訳だし、襲ったようなものだが、それは良い。

 口内に入れられた、四季の精液を四季に見えるように、飲み込んでやると、これでもかというほど真っ赤になってくれる、四季は本当に可愛いと思う。

 本当は飲むこともなかったけど、四季とのハジメテの思い出ということで、四季の様子がみたくて、ついつい…。



 四季の腕を縛り付けていたTシャツを解き、四季の乱れた格好を整えてベッドに向かい合うように座り、さあ、話しを聞こうかっと視線を送れる。

 四季からは、どの辺から話せばいい?と、逆に聞かれて、四季の全部が知りたくて、「小さい頃から全部」と、素直に答えたオレは、欲望に忠実だ。

 それに対し四季は頷き、ゆっくり話し始める。

「家族構成は、父・母・10歳年上の兄の淘季―――」

 そこから始まる、斉藤四季の生い立ち。



*****

※四季の過去編は、視点なしです。


 四季の父と母は仲が良い夫婦だったが、しかし、どちらも仕事人間。

 もっぱら、四季を育てたのは、ブラコンの淘季であり、家政婦である。

 そして、5歳になった四季は、よく動く活発な男の子として成長し、兄と一緒に外で遊びたい!!と思いはじめる…が、ここで、15歳の兄は受験の真っ只中。

 淘季は勉強もスポーツも成績は上位といえたが、受験生なのでそれはまた別。

 それでも、何とか暇を見つけては外で四季と遊ぶが、しかし、体力的に違い過ぎてなかなかうまく遊ぶことができかった。

 それは、四季は一人遊びがあまり好きではなく、ボールを使った遊びや追いかけっこ、更にはチャンバラなど、必ず2人以上の遊びが大好きだったからだ。



 月日は流れ、淘季が高校生になり、四季もそのうち友人達と遊ぶようになる。

 ある日、淘季は四季がかなり同世代より運動神経が良いことに気付いた。

 駆けっこ、サッカー、鉄棒…公園で見ているだけでも、どれも、四季が一番で、淘季はなら別なものをっと、色々なスポーツを教えて行く。

 バスケ、野球、水泳、スキー、テニス…中には、淘季が教えることのできないものもあったが、淘季は友人達に頼み、四季にためしてみた。

 これが、面白いほど短期間で上手になっていくのだ。

「淘季、お前の弟に何か1つ、集中的に教えてみろよ!きっと、プロになれるぞ!!」

 友人にこう言われた当時、淘季は大学生で「そんな〜」などと、まんざらでは顔をし、さっそく、どのスポーツに絞るかってっと吟味している最中、あっさり、四季は『サッカー』を選んでしまう。

 それも、小学校のクラスメイトに誘われたからっという、ただそれだけの理由で。



 小学5年の時、小早川真二という少年は、自分のサッカークラブがいまいち上位にいけないことを嘆いていた。

 そして、サッカーで遊ぶ四季を見て自分のクラブチームに誘い、あっさり獲得。

 更にただのクラスメイトが友人に…そして、親友になるのには時間がかからず…。

 なので、淘季は今でも小早川真二を目の敵にし、恨んでいる。



 四季はサッカーを本格的に始めてから、「サッカー選手になる!!」と、夢を語るようになる。

 そして、その第一歩として、小学6年生の時にあっさり全国優勝を果たしてしまった。

 この時、四季のポジションは、FWもするがMFもする…そして、更に、守備陣に不安があればDFっと、GK以外は何でもできる、オールマイテーな天才サッカー少年に成長していた。



 時は流れ、中学時代も四季はサッカー選手として、輝かしい成績を上げる。

 1年ではすでに小早川真二とともにレギュラーを獲得、この時でさえ、全国に駒を進める。

 中学で一番良い成績は、3年の全国ベスト4。

 それでも、四季は名実ともにジュニアでは敵なしのFWとして名を馳せていた。

*****


[■負け][勝ち□]

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