喚ばれてみれば… 13.異世界1日目(6) 座薬をいれられた経験はあるよ!←生まれた時から病弱だし!! でも、今僕のお尻に指を入れられている状況には、全くついて行けません!! あまりのことに僕は暴れるけど、ピンク白親子…息子の方に身体を抑え込まれ、更に足は父親の身体がのしかかり、とてもじゃないが外れない。 「****!」 「****!!」 ピンク白親子が何か叫んでいるが、それどころでないくらいパニクッている僕は、お尻に指が入っているのも構わず暴れる。 ピンク白父親は、僕のお尻に指を入れる際、何かぬめりのあるものを塗り付けていたようだが、僕が暴れたことにより、お尻の中がピリッと引きつる感じがした。 「いたっっ!!」 切れてはいないようだけど、あまりの痛さに涙目で叫んでしまう。 痛さで一瞬動きが止まった僕は、更に強く身体を抑えつけられて、わずかな抵抗もできなくなる。 それからは、考えないように………これは、医療における行為と考えるようにしていた。 お尻の奥を広げられるような行為に身体が震える。 なぜか、嫌な予感しかしない。 僕も15歳だし、一応、それなりの性の知識はある。 現在の日本は同性愛が認められていたし、病棟内でも同性愛者はいた。(※このお話しは、架空の未来話です) しかし、僕の心臓では異性・同性とはず性行為をすることは、命の危険にも繋がので医者からも注意を受けていた。 でもね、それでも、死ぬ前にちゃんと恋して、セッスクすることに憧れてない訳じゃない。 命を縮めてもいい、一瞬でも、その時だけでも、僕も誰かに恋して僕だけを見て欲しい…なんて、望んでも叶わない願いをしたこともあるんだ。 実際問題としては、病院暮らしの僕に熱恋できる瞬間はなかったけど。 それに心のどこかで病気に怯えていて、恋に臆病になっていたからかもしれない。 だからっ!こんな訳のわからない場所(異世界)で、僕の予想通りの行動がされるのは、絶対嫌だ!! 抵抗虚しく、数分後…。 ピンク白親子の事務的な行為により、僕のお尻は………そのー、見事なまでに広がることに成功…。 時折り、痛みよりムズムズする感覚に囚われることもあるが、なぜそうなるのかは不明。←できれば考えたくない。 僕…このピンク白親子に犯されるのだろうか? せめて、恋した相手なら良かったのに…。 しかし、この望みはあっけなく叶えられる。 僕は一目惚れというものを信じていた訳ではないが、のち、恋に落ちる瞬間は一瞬で、世界や人種さえ飛び越え起こるものだと理解する。 それが、僕にとって最悪の出来事に繋がることになろうとも…。 [★逆召喚][召喚☆] [戻る] |