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うさぎの初恋
◇04.追及。bQ

「………」

「「「………」」」

 ………只今、ぼくの前にいたライオンウサギ…改め、朱里の親衛隊の皆さんの顔には、ぼくが吐き出したウサギクッキーのナニがこびりついている。

 言葉を失くすぼくと親衛隊…。

 そっと、ズボンのポケットにあったウサギ柄のハンカチを一番多く被害にあってしまった親衛隊員に渡してみる。

 プルプルプルプルッ。←エンドレス。

 あれ?この可愛さ満点のウサギ柄ハンカチを目の前にして、震えている気がする。←全く違う思想に走っている、うさぎ。



 うん。ぼく、良いことしたなー。

「それでは、ぼくはこれで〜〜〜」

 残りのウサギクッキーをしっかり手に持ち、立ち去ろうとする…。が…。

 ガシッ!!

 何かがぼくのチモシー色(緑色)のジャケットを掴んで離さない。

 振り向きたくないけど、振り向いてみると、さっきまでライオンウサギだった可愛い子達が、ライオンのような表情になっていて!!

 う゛ぅぅー、ぼくライオンウサギは好きだけど、ライオンは嫌いなんだって!!

 しかし、ぼくのこの心の声は誰にも届くことはなかった。



◇◆【雄介視点】◇◆

 親衛隊に狙らわれているはずの、うさぎを迎えに行ったが………姿が消えていた。

 D組にいるはずのうさぎの席には鞄がポツンッと置かれ、妙な顔のウサギのマスコットが存在感を大きくしている状況に嫌な予感しか浮かばず、慌ててその辺にいた生徒にうさぎがどこにいるか確認することにする。



「うさぎ君?…そう言えば、さっき小さくて可愛い生徒にフラフラついて行ったよ」

 この言葉に俺は、サッーーーと顔色を変え、全速力でケータイのボタンを押した。

◇◆◇◆◇


[*の後退]の前進*]

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