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3
当てはなかったんだ。
ただ、こっちに居るような気がして走ってきた。
「は……花びらっ……」
ピンクの花びらが歩いた軌跡を描くように落ちている。
「……実弥?」
小さな期待を抱いて、その花びらを追う。
「……………」
小さな違和感を抱いた時、視界の隅に薄いピンクのベールが見えた。
一気に越前のスピードが上がる。
「見つけた…………藍先輩」
ガッと角を曲がると、座り込んでいる彼女を見つけた。
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