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数日後


「Σあ!?」

「あ…」


たまたま1年生教室を通ると、奴がいた。


「な…なんで…お前が…うちに…」

「…はぁ?」


パニックになりつつよく見てみると立海の制服は制服でも、女子の制服だった。
しかも、前は帽子を被っていてよく分からなかったが、良く顔を見ると、越前に似ているものの、女の顔立ちだった。


「お…女…」

「クスッ。こんにちは、先輩?」


バカにしたように笑うと
颯爽と切原の隣を過ぎていった。


「ちょ、っと待てよ!!」


切原の言葉に立ち止まり、ゆっくり振り返って切原を見据える。


「なんですか?」

「…あ…あんたの名前!!」


「…衿仲夏矢。」


「衿仲夏矢…」

「りょーまは私のいとこですけど。」

「Σえ…」

「今度は間違えないで下さいね。」

それだけ言い残し、夏矢は去っていった。

呆然とした切原を残して。

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