「ソディア…」 「なんだ」 「一緒にお風呂入りませんか」 「……は?」 私は初夜を向かえる夫婦のように畏まってソディアに言った。 もちろんその妻のように「よろしくお願いします」なんぞ彼女が言うはずもなく。 「何を言い出すかと思えば…」 「だって!女の子の友達とお風呂の仲になればその後の絆は安泰って言うじゃん!」 「そうなのか?(ウソくさいが)」 「そうなの!私が決めたの!」 駄々っ子の様に叫ぶ私を見て、溜息をついたソディアが口を開こうとした時だった。 「それならみんなでユウマンジュでも行こうか」 突然ドアを破って口調はクールに現れたフレン。 脇に抱えられたウィチルがまるで荷物のようだった。 「ひゃほー!!フレン大好きー!!」 「ほらName、そんな抱き着いたら苦しいだろう」 「全然苦しくなさそうですよフレン隊長ってギャ!」 「何か言ったかい?ウィチル」 「……(はぁ…)」 ということでユウマンジュに来た私達。 女男に別れようとすると 一緒に"女"に入ってくる二人。(一人強制) 「何しとんじゃー!!」 右ストレートを食らわすとアニメの様に飛んで行った金髪。 巻き添えになったりんご頭が可哀相に見えた。 「ソディア…」 「どうしたんだName。フレン隊長だってこちらで間違いないだろう」 ソディアを見ると当たり前の様に言うから、私が間違った気になった。 「でも!」 「見てみろ」 そう言われて指さされた方を見ると、もう脱ぎかけのフレン。 ちなみにここは女湯だ。 「な、なにしてんのフレンー!」 叩こうと振った手に当たる柔らかい感触。 ハッと見ると、女が特に成長する二つの山。顔はフレン。 「なんでフレンが女なのー!?」 それを見てしまった私は、卒倒してしまった。 「っていう夢を見た」 「(夢オチか)隊長が女だっていう夢か」 「うん。倒れて目が覚めた」 「そんな凄かったのか」 「ううん、ソディアよりちっちゃかった」 「……」 「だから一緒にお風呂入ろう」 「なんでそうなる」 ソディアはメロンまでないから小型のスイカでいいだろうか。 20100127編集 [→#] [戻る] |