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愛してる(ユーリ)


「なまえ」
「はーい」

昼下がり、ユーリの部屋。
ギルドの仕事が休みという彼の部屋に遊びに来ている私。
久々にゆっくり眠れるからか部屋に入って即行ユーリの腕に巻き付かれベッドに倒れこんだ。何をするでもない、ただの抱き枕。

「抱き心地最高だな」
「…変態が」
「うっせ」

更にぎゅう、と抱き締められ少し苦しいながらも久々の温もりが嬉しくて自分からもユーリの背中に腕を回す。

「ユーリ」
「ん?」
「すきー」

そう言えば「オレも」と言ってくれ抱き締めたまま頭を撫でられる。気持ち良くてユーリの胸に擦り寄れば額に軽くキスをされた。

「なんでおでこなの」
「どこがいいんだ?言わないとわかんねー」
「う、ひどい」

回していた腕で髪を掴み引っ張る。長いから掴みやすくてつい力が入ってしまった。

「いてっ」
「うー、ユーリが悪い」
「悪かったって。ほら、こっち向けよなまえ」
「ん」

上を向けば唇に落ちてきた熱いそれは、ユーリの唇。最初は浅く柔らかく、そして少し開いたのを逃すまいと舌が割って入ってくる。
角度を変えて何度も何度も貪られていく。

息ができるのはユーリが角度を変えるときにできる小さな隙間からだけ。苦しくなって腕を回していた彼の背中の服を掴むとまた軽いキスになり、ゆっくり離れていった。

「ごちそーさま」
「うう、苦しかった」

またよしよしと撫でてもらえたので、いいとしよう。

その甘い空間がとても幸せで、ユーリの胸にもう一度顔を埋めるとまた抱き締められてふわふわと眠りに落ちた。

耳に聞こえたのは、眠りに誘う優しい睡魔の声と、ユーリの声


愛してる。愛してる。
言い足りない







短い…
ただ甘甘いちゃいちゃしたかったらこんなありがちなネタなうえに短い。
20100307

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あきゅろす。
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