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誕生


「…かの伝説の若者と、…そして…」


「(わかっておる)」

マスタードラゴンの声が低く唸る。


「全ては運命、だと仰るのですね」

「(お主の望みとは)」

「かの腕輪は今どこに」

「(お主にそれは教えられぬ)」

「それを決して魔王の手に渡らないように、して頂きたいのです」

「(無論だ)」

「それを守る為ならば」

ロザリーは深く息を吸い込んだ。




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あきゅろす。
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