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ヴァージン・ストロベリィ(小十佐/裏/801)
 なんでこうなっているのか、正直分からない。
 ただ一つ確かなのは、何かが小十郎さんを触発しちゃったって事。





「ふ、ぁ…小十郎さ…」

 その日は二人で縁側に座って、畑で収穫した苺を食べていた。ただそれだけだった。
 なのに気が付けば俺はうつ伏せに押し倒されて、下半身の衣服を剥ぎ取られていた。
 いつ人が来るかも分からない半ば野外同然の縁側で、小十郎さんは俺の中に指を突っ込んで掻き回すのを止めない。ぐちゃりと聞こえる水音に意図せずとも顔が熱くなった。

「そろそろいいか…」
「ぁっ…」

 楽しげな声色と共に指を引き抜かれ、ほっと息を吐いたのもつかの間だった。

 蕾に押し当てられる、冷たくてとがった感触。思わず背がのけぞった。
 無遠慮に圧し入ってくる物体。どうも云えぬ感触に思わず力んでしまうと、俺のナカでそれが潰れたのが分かった。

「もっと力を抜け、佐助」
「無、理ぃ…ッ」

 また一つ、冷たいものが押し当てられた。くぷんとナカに入ってしまうと同時に、それに反して熱くそして固い物を突き入れられた。

「あぁぁアッ!!!!」
「ッ、きついな…」
「ふぁ、ァッ…こじゅろ、さァんっ!!」

 暴れるように抜き差しを繰り返されて、ナカで物体が潰れる。潰れた事によって響く水音も一層いやらしいものに変化する。
 床に爪を立てながら快感をやり過ごそうにも、それはあまりにも強大で、俺の頭に直接響いてくるようだった。

「…ッ、出すぜ…佐助」
「ぁっ、ふ…ゥ…こじゅ、ぉ…さ……んんンッ!!!!」

 俺のナカで小十郎さんの熱い欲望が弾けた。流れ込んでくる熱は神経を犯すみたいに脳まで痺れた。
 頬を床に擦り付けて息を整えていると、ゆっくりと、俺のナカから小十郎さんのモノが引き抜かれた。太股を伝う液の感触に身を震わせていると、背後で小十郎さんが薄く笑ったのが分かった。

「…処女をヤったみてぇだな…」



 太股を伝うのは、アカイアカイ苺の果汁。





End.

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あきゅろす。
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