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clap集
稲妻 (木春+吹雪+南アツ)
※アツヤ生存だったり






†木春と吹雪と南アツ









「木暮くんって音無さんのことが好きなんだよね?」
「ぶっ……!?」



休憩中に木暮くんに話しかけたら、なんだかすごかった。
なにがすごかったって、スポーツウォーターを吹いて小さな虹を作ったことだ。


「えっと……大丈夫?」
「な、な、な……んなっ…!?」
「嫌いなの?」
「ち、違わいっ!好きだよ!あ、」


あ、暴露した。


「な……なに言わせんだよバカあああああっ!!」
「今のは自分で言ったんじゃないか…」


うぅ、だの、くそぅ、だのと小さい体を更に丸く小さく縮め込ませて木暮くんは一人で唸っている。
耳まで真っ赤な様子を見るとやはり彼は相当シャイで意地っ張りで、そうなるまで彼女が好きなようだ。


「て、ゆーか……なんなんだよいきなり…」
「僕でよかったら相談に乗ろうかなって」
「はぁ?」
「知ってるよ、鬼道くんに内緒で付き合ってること」
「ぶふっ……!?」


あ、また虹だ。


「ななななっ……なんっ…なんで!?」
「音無さんから相談もらって」
「本人経由かよ!」


女の子の悩みを見てみぬふりできないからね。


「鬼道くんに言えなくて困ってるんでしょ?許可をもらうならやっぱりお義兄さんって呼べなきゃね」
「に…義兄さん…?」
「うん!」
「へっ、そんぐらい言えるっての!おーい、鬼道!」
「どうした?木暮」


言ったそばから通りかかった鬼道くんを呼び止めた。
あんなに簡単に行動できるのに、どうして報告しなかったんだろう。


「お」
「お?」
「お、おに、お」
「鬼……?」
「おっお………おにみち!」
「…………俺は、きどう、なんだが」
「………知ってるよバカあああああっ!!」


………なるほど、本番になると無理だったから今まで何も出来なかったんだね。


「おい、吹雪!」


あぁ、来た。
頭が爆発してチューリップになったあいつが来た。


「アツヤを……弟くんをください!お義兄さん!」
「爆発すればいいのに」


怒りに任せた僕バージョンのエタブリで南雲を吹き飛ばす。
かわいいアツヤは絶対やらないから!







「だから……言えねーんだよ…」







そう木暮くんが呟いたのを僕は知らない。














――――――――――

木春好き!!^q^




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あきゅろす。
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