get & gift 戌月より誕生日頂き物 (丁←諾←氷) にいの口癖。 あんこうざい。 僕流に直訳してみると、『お前うっとうしいんじゃこのやろー』ってなる。 にいは、いつもそのコトバを一人の人に向ける。 そしてにいは暴言を吐きながらも、大概その人の隣に居る。 うらやましいな。 「…にい」 「……何?」 「デンマークをどう思ってる?」 「あんこうざい」 見事な即答だよ、にい…。 そしてそれをいつも通りの無表情で答えるから凄い。 「…じゃあ、僕の事は?」 にいは少しだけ黙った後、静かに小さく笑った。 僕の頭に、ぽんと手を置く。 「…ええ子」 なし、と頭を撫でられて、くすぐったそうに目を細めると、にいも少しだけ目を細めた。 にいの瞳は周りから冷たいって言われてるけど、本当はすごく温かい。 僕はにいが、だから好き。 勿論瞳だけじゃないけど。 「…あんこみてぇに、なんじゃねぇべ?」 「…うん。」 僕があんこをうらやましいと思うのは、にいに一番近い所に居るから。 その場所に、僕が居れたら良いんだけど…。 (…僕はあんこが居る限り、きっとその場所には辿り着けないんだろうな) でも僕は、にいみたいに〈あんこうざい〉とかあんまり思ってない。 にいのアレは本心じゃないし。 あんこは、にいの一番大切な人だから。 ―――――――――――― ふおおおおおっ北欧おおおおおっ!!^q^q^q^q^q^q^ わざわざありがとなっ!(*^o^*) [前へ][次へ] [戻る] |