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奏の小説
終戦
「ふわぁぁぁーーー」
結局夜に一生懸命悩んだけどいい答えが見つからず。
心のモヤモヤが残っていた。

(私はどうしたいんだろう…どうすればいいんだろう?)

そりゃあbaseよしもとに行きたいに決まってる。芸人さんのネタを生で見たい。

でも…茜ちゃんはなんて言うんだろうか…
なんて思うのだろうか…それが気になって気になってしょうがない。

「いってきまーす…」
私は心が晴れないまま家をでた。

「なゆちゃん?」
後ろを振り返ると聡史くんがいた。

「聡史くん…」
なんか喋るのは久しぶりな気がして緊張する。

「なんか元気ないけど…このごろなんか女子同士でもめてるのが原因?」

「あ‥それもあるんだけど…」
私はすっかりまりちゃんの事を忘れていた。

「何で元気ないの?」

「えーと…」
私は聡史くんに全て話した。

「へぇ〜それわ、悩むね;女子ってそういうのに関してはねちねちしてそうだし(笑)」
聡史くんが笑いながら言った。

「笑い事じゃないよ〜;」

「まぁ僕だったら行く‥かなあ。後悔したくないし。それにバレることないんじゃない?」

「あ‥そっかあ!」
そうバレないよね…聡史くんってば頭いい。

「解決したみたいでよかった^^じゃあまた何かあったら言ってね〜」
聡史くんがそう言って走って行った。

「ありがとー…」
早いなあ。

「なぁ〜ゆ♪」
みると校門に茜ちゃんと奈々ちゃんが居た。
もしや、聡史くんこの二人に気付いて足早に帰ったんじゃ……(笑)。

「おはよー茜ちゃん大丈夫?」

「うん。昨日はごめんね…私悲しいのと悔しいので涙止まらなくなって奈々と一緒に早退したの」

「そっかあ…」

「でも昨日奈々と話あって、こんなんで負けてたらダメだって…望くんに見られても恥ずかしいでしょ?だから頑張ろうって決心したの…ねぇ?奈々♪」

「そーよ。茜って強いでしょ?」

「う‥うん」
望…その言葉がひっかかる。

「んじゃ、教室という名の戦場に行きますかぁ〜」
奈々ちゃんが言った。

「うわーそれで上手く言ったつもりかよw」
茜ちゃんが笑った。



ガラ――

一瞬静かになってまたみんな喋り始める。
ちぃちゃん達はこっちを睨んでいた。

けど茜ちゃんは「奈々、なゆ〜昨日発売したおかしめーちゃうまいんだよ♪食べてみ」と気にしないみたいだった。

「うわーバリうまじゃん♪」
奈々ちゃんが言った瞬間

「てめぇーらがこの教室の空気壊してるのに気付かねぇーのかよ」まりちゃんの低い声が教室に響いた。

「だったら、奈々らに何してほしーんだ?どうすしろって言うわけ?」
奈々ちゃんの目が怖い。

「そんなの簡単。昨日みたいに教室に来るなよって話」まりちゃんも負けない。

「あんたさぁ。何でも自分の思い通りになるとでも思ってるわけ?そうだよね〜自分の好きな人も自分だけが好きじゃなきゃ、気にくわないんだったねwそういうの自己中って言うんだよ?」
奈々ちゃんが机をだんっと叩いた。

「てめぇー調子乗ってんじゃねぇーよ!!!!!」まりちゃんが奈々ちゃんにつかみかかってきた。

「ちょー奈々に何すんだよっ!」茜ちゃんが必死におさえる。

「元はといえば、てめぇーが悪いんだよ!!望くんを好きだとか言い出すからなっ(怒)!!!」

パチン――

まりちゃんが茜ちゃんの頬を叩いた。

「ちょ‥茜ちゃん大丈夫?」
ひどい…手を出すなんてあんまりだ。

「てめぇ……!!!!!!!!!!」
奈々ちゃんもまりちゃんの頬を叩こうとした瞬間

「ちょいー…奈々さん同罪になりますよ、
てかまりとか言うヤーーツ。俺のことでもめとるみたいだけど…俺、彼女いるんで」
蓮下君‥…‥

「のっ…望くん…;;;;」
まりちゃんの顔が一気に赤くなる。

「勝手なこと言ってるんじゃねぇーよ。ブスが」

こうしてまりちゃんVS茜ちゃんの戦いは幕をとじた。



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あきゅろす。
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