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奏の小説
女の戦い?
「な―ゆ―!!!」私、村上なゆを読んだのは
クラスメイトの七井まり。

「ま‥まりちゃん…どうしたの?」
まりちゃんは正直苦手なタイプなのだ。

「あたし、望くんが好きなのに…茜も好きだって言い出したの!めっちゃむかつくくない?」

三枝茜。可愛いっていうより、キレイって感じ。
まりちゃんと仲がいいはずだけど…。

「え…そうなの?」
私は興味がないのでそっけなく返した。

「そうなの?じゃないわよ――!!!あたしのほうが先なのにっ!」

「ご…ごめん」

「もぉ。茜とわ絶交よっ!!!!ちぃちゃんのチームに入れてもらおうっと」そう言ってまりちゃんはちぃちゃんのトコに行った。

「……。」
嵐のようだったなあ。

「なゆちゃんー;」
私を呼んだのは噂のあの人、茜ちゃん。

「あ‥茜ちゃん…」
悪口を言ってたのはまりちゃんだけど
何か罪悪感が湧き出す。

「まり、茜の悪口言ってたよね;」

私は黙ってこくんとうなずいた。

「でも、人を好きになるって自由だよね?」

「う‥うん;」
私にそんなこと言われても〜……

「別にまりと望くんが付き合ってるわけでもないし?」

「た‥確かに」
うわー私、はっきりしないなあ;
まりちゃんにこれ見られたら怒られるんだろうな;

「だよね―♪なゆちゃんは分かってくれるぅ♪
そうだ!今日のお弁当一緒に食べない?なゆちゃんいつも1人だしさっ」

「え…いいの?」
まさかのお弁当に誘ってくれるとは……!

「うん♪おいでおいで!!!」


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