唯物
その言葉に それ以上の意味はないように

きみがきみであるというそれ以上の意味はない
ぼくがぼくであるというそれ以上の事実もない
あなたは常にきみであり、
わたしは常にぼくである

その事象に それ以上求めることがないように

真実だけが真理とは限らず
虚偽がまやかしとは限らない

感傷など 切って 捨ててしまいたい!
それで充分なはずなのに
どうしても 願ってしまう
くるおしいほど
そして それは とても凡庸

(200507らしい)


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