物憂さに任せて春の香は
朽ちかけが上等 寂れた情趣
独創性と美とは何ぞ
「杞憂の苦しみ」逃避は午睡
薔薇は咲かねばならぬらしい
誰が犯人 人形の主
勇猛果敢を演ずる道化
虚勢と伝統を笠に着て
飽食の庭園 名もない花よ
神の業 捧げ奉る
儚さに抗う術 人間
踊り続ける鉄の靴処せ！
郷愁に荒れ果てた冬の庭
潰れるような想いが廻るのだ
同一視 何処の空や
「罷むな」「悪むな」総意を奮い
娘は散らねばならぬらしい
門を閉じ 眠ろうか
心酔しやすい王女の椅子に
王子の躯を横たえて
絶対の勅命 ネジを巻かれ
人の贄 捧げ奉る
裏切られ続けても 人間
幾重にも装った鉄仮面剥ぎ取れ！
ひたすらにむなしさのサダメ
0704~080104加筆
ALI PLOJECTの「亡國覚醒カタルシス」
椎名林檎の「葬列」
の歌詞を引用してます
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