ロストウォーリア短編 清廉なシスターが純潔を散らされる話【はゆメグ/悪魔はゆ×シスターメグ】リク 早く先輩のように立派なシスターになりたい。 その一心で、僕は今日も修行に精を出す。 ―想い人のことは忘れて。 北欧、ウィンターブルー街の森奥にある修道院に僕はいる。 人気があるのかここで修行する人は多い。昨日も希望者がたくさん集まった。だが、もちろん全員が修行できるわけではない。 そんな中、僕はこのリリィ修道院での修行を許されたのだ。生半可な気持ちではいけない。 「おっはよー!」 「あ、おはよう昴…!」 水色の髪をもつ彼女は、僕より二週間早くここでの生活を始めた女性だ。 常に笑顔を絶やさず、誰よりも厳しく戒律を守る姿は、僕の憧れでもある。 「唯凪ちゃんにお客様だよ、行ってきな!」 「はい!」 明るい声で言われ、僕の足取りも軽くなった。 この修道院の正門に着いたとき、待っていたのは。 「はゆ…たん…!?」 昴と同じ、まっすぐな水色の髪。それに加え、漆黒の翼と角をもった少年が現れた。 そう、彼こそが僕を惹き付けてしまう[悪魔]…。 「お久しぶり。元気してた?」 「うん、してた…はゆたんは?」 「めっちゃ調子いいよ」 ごく普通に喋って、笑いあって。 そんな何気ない瞬間でも、とても嬉しかった。それと同時に少しの背徳感も芽生える。 そして、会話が終わりそうになった時。突然転機は訪れる。 「ねえ…僕とまた一緒にいてよ」 隼遊からの言葉に、重苦しい顔で僕は答える。 「…ごめん。僕の居場所はここなんだ」 本当は想いに応えたい。でもそれは叶わぬ願い。 「そんなに…僕が嫌なの?」 淡々とした口調で話す隼遊の目には、光が宿っていないようにも見えた。 「じゃあ…無理やり堕とすまで、だから」 「あっ、ちょ、待っ…んぅっ…」 悪魔は、強引に唇を奪う。 清らかな彼から、艶のある声が漏れ聞こえるまで。 「んぁ、んんっ…ふぁ…」 「んっ…」 厭らしい水音を立てながら、奥へと舌をねじ込む隼遊。 その激しさに、徐々に僕は夢中になっていた。 「はぁ…続き、ここでしちゃってもいいよね…」 「うん、もう待てない…」 すっかり堕ちてしまった元シスターは、悪魔の腕の内で乱れ咲いた。 [*前へ][次へ#] |