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無双
学パロ周泰×張遼
(年下だとは思えない、)

張遼は背の高い男だった。
小さい頃から順調にその背は伸び続け現在では185cmと街をあるけば人ごみから頭が出るくらいの大きさだ。
決して自分が小さいなどと思った事はなかったし、言われた事も無かった。
けれど、

(これは、規格外 だろう)

街中でも偶に自分より背の高い男は見かける
けれどもこれほど大きな男は中々居ない(だろう、と思う)
張遼よりも何歳か年下のその男はまさに抜きんでるという言葉がぴったりお似合いだった。
自分が横に並べばまるで男女のような背の差がある
(見上げてしまうなど何時ぶりだろうか)


「おい、」
「何でしょうか。」
「…ここの問題が分からない…」
「ああ、ここはこうやって解くのです。前にも説明しました通り。」
「………」

少し落ち込んだように伏せられた目、
途端に何も言わなくなる口、
こういうところを見ると間違いなく彼は年下なのだと安心する。
年齢よりも随分と大人びて見える彼はそんな私の安心も知らずにのろのろとシャープペンシルを動かして教えたにも関わらず間違えた答えを紙の上に記入していくのだった。




(ちゃんと説明聞いているんですか、あなたは。)
(…分からないものは仕方が無いだろう…)





山田の居る期間だけ勉強を頑張ろうとする周泰。
教育実習生と高校生とてもいい。

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