JUSTICE And PIRATES 仲間になれ! 「オヤジ?何だ、おめぇの父ちゃん海賊か?!」 ニコニコ顔で聞いて来るルフィ。 『あ、いや…父ちゃんっていうか…ん〜、血縁関係があるとかじゃなくて、ウチの船ではみんな船長の事をオヤジって呼んでるのよ。 で、オヤジはクルー達を息子と娘って呼んでるの!』 「へー…。」 「で、ホントの父ちゃんはなにしてんだ?」 『……………。』 自分の船の事を少し話した名無しは、ふと嫌な何かを思い出したのか悲しみと怒りを織り交ぜたような、何とも言えない表情で下を向いた。 『…………………。』 『(……マリージョアにいる男なんか父親じゃない!! 絶対認めない!!!あんな奴!! 誰があんな奴なんか……誰がっ…………!!! ……………私のオヤジは白ひ…「名無しちゃん!!」 Σ『えっ…?な、何?』 声をかけてきたサンジ(自己紹介済み)にびっくりする名無し。 「どうしたんだい?何か様子が変だよ?」 心配そうに名無しの顔を覗き込む。 『なっ何でもないわよ!!……うん。何でもない…。』 「……………。」 「あ、そうだ!!!オレ決めたーーー!!」 いきなり叫ぶルフィ。 「おい!!トナカイと名無し!!!」 『「……?」』 「おめぇら気に入ったぞ!!オレの仲間にする!!! オレの船に乗れ!!!」 …。 …………。 Σ『「はぁ〜〜〜〜〜〜〜?!」』 「オレは大賛成〜♪♪ 名無しちゅわぁんと一緒に航海出来るなんて幸せだぁ〜〜〜〜///」 無駄にテンションが高いサンジとは裏腹に、戸惑いを隠せない名無し達…。 『…何言ってるの?今日あったばかりの奴を仲間にだなんて、本気? 第一私は、他の海賊団に所属しているのよ? だから仲間になんて……。それに…』 「そんな事は知らん! オレが仲間にしたいから仲間にするんだ!!」 キッパリと言い放つ。 『はぁ………ι』 勢いに押され気味の名無し。 「なぁ!一緒に航海しようぜ〜〜!楽しいからさっ!! ダメかー?! なら、おめぇのオヤジってのに会わせてくれ! オレの仲間にしていいか聞いて、頼んでみるからさ〜!」 『は?そんなの無理よ! 今は訳あって仲間達とはぐれてて…みんながどこにいるか知らないもん!』 「じゃあ、どうやって自分の船に戻るんだよ?!」 『それは今考え中なの!!』 ギャーギャー… 「…ったく!人が寝てるのにうるさいっつーの!」 ←→ [戻る] |