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JUSTICE And PIRATES
砂漠の怪物
「何ぃ〜〜?!」

「どーすんだよ!オレ達の荷物!!」

「ルフィ!何とかしなさい!!」


「おい!あれ見ろ!!」


視線の先には、荷物を漁り弁当を盗んだワルサギが、そ〜っと飛び立とうとしていた…。


「待てコラ〜〜〜!!ゴムゴムのーー」

びょ〜〜〜ん…


「ロケットぉ〜〜〜!」

ビュォーーン!!!


ルフィが飛んでいったが、ワルサギは空を飛んで逃げ捕まる訳もなく、空振りとなった。


「何やってんだあの馬鹿は…ι」

「まったくだ…ι」

サンジ達は呆れ返っていて、


「みんなすまねぇなぁ…、弟が迷惑を…。」

エースは苦笑いを浮かべていた。









「おおおおお〜〜〜!!何だこりゃあーー!!!」

「ウ"ォ〜〜〜!」





「みんな!ルフィさんが戻って来たわ!」

「…って、オイ!何かに追われてるぞ!」


ルフィが戻って来たのはいいが、後ろには変な走る植物。
ビビの話によると、ヘタすれば人や動物も餌食となりえる肉食植物との事。

あまりの大きさとグロテスクな姿に、名無し達女性陣は顔を青くさせた。


『おえ〜…、気持ち悪い……。』

名無しはエースの服をギュッと掴んだ。


「…ったく、どーゆう星の下に生まれればこんなトラブルを呼び込めるんだ…ι」

「とりあえず…、ルフィの横のラクダは置いといて、アレ何とかするか…。」

ゾロとサンジが構える。



「くそーー!!何なんだ〜〜!!逃げてばっかり疲れた〜!!

ゴムゴムのーーー!!」



バキッ!!

ゴォ〜〜!!ドカ!
ズドォーーーン……!



麦藁一味の主力3人の一発で、怪物は撃沈。

しかし、それだけでは終わらず…


「キャァーーー!!」

ビビの悲鳴がしたと思ったら、彼女の後ろの砂が盛り上がり中から出て来たのは、これまたグロテスクな色した爬虫類。

「サンドラ大トカゲ!これも肉食よ!!」


「「ぎいやぁぁ〜〜〜〜〜……!!!!(泣)」」

悲鳴をあげるチョッパーとウソップは気絶寸前だ。



ギャオォォォーー!

大トカゲがビビに襲いかかって来た!

「ーーーー!!!」

『…。トカゲ嫌い…!だけど、ビビが危ない…!!』

名無しは一瞬のうちにビビの前に移動し、両手を前に掲げる。


ゴォォォーー…!!

ビユッ…!
スパスパッ…!

グギャ〜〜〜!!

大トカゲは何かに斬られたような傷を作り、倒れ込む。



「名無しさん凄い…。」

「おおーーっ!名無しやるじゃねぇか!!」





「おい名無し!まだ終わってねぇぞ!!」

『え…?』

エースの言葉を聞いて前を見直すと、さっきの大トカゲが起き上がってきた。
どうやら傷が浅かったようだ。しかも、キレたらしく目が血走っている。


「―!!サンドラ大トカゲが本気で怒ったわ!!」

「ひ〜〜〜!!(泣)」




『しつこい!』

名無しはビビ達に自分から離れるように言うと、軽く飛び上がった。
そして浮いたまま、サッカーボールを蹴るように足を振る。

ズッバァァーーーーン!!!

ーーーーーー!!!

悲鳴をあげる暇も無く、大トカゲはその場に倒れた。

『……………。』

もう起きて来ない。今度こそ仕留めたみたいだ。


「…………。」

「すげぇな…名無しちゃん…。」

「名無し…、お前…。」

初めて名無しの力を目の当たりにしたゾロ達は、驚きを隠せないでいた。





ゴゴゴゴゴ…

サパァーーーン!!

「「「ーーーー!!!!!」」」


後ろに現れたのは、もう一匹のサンドラ大トカゲ。
挟み撃ちのようだ。

「何でまたいるのよ〜!」

「勘弁してくれ〜!(泣)」


名無しを見るのに気を取られていたナミ達が気付いた時には、既に大トカゲは目の前にいるエースに襲いかかっていた。


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あきゅろす。
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