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JUSTICE And PIRATES
居場所はオレの側
「ウェイバー?何だそれは」

『海の上も走れる乗り物よ!それを取って来るだけ。』

「……………。」

『必ず、戻って来るから…!!』

そう言った名無しは、ガープと共に歩き出して軍艦へ。
すると、ルッチに突然腕を引かれ、抱き締められた。

「必ず戻って来い!そして、ウェイバーとやらに、オレも乗せろ!」

「あ、ワシも乗りた「カクは黙ってろ!」

『(1人乗りだから、改造して貰わないと…)うん。』

「それと……」





「ロビンは解放出来た!後は、お前をぶっ飛ばして、名無しを連れて帰るだけだ!!」

「何言ってやがる!名無しはオレ達の仲間で、オレの大切な女だ!そんな事はさせん!!」

「オレの大切な?…何だ、お前名無しと仲いいのか?…いや、でも、名無しも一緒に帰るんだ!!
欲しいものは奪う!オレは海賊だからな!!」ニヤリ‥





「…麦藁に捕まったら承知しねぇぞ!?お前の居場所は、オレの側だ!」

『分か…んっ!』

分かってるわよ…!
最後まで言えなかったのは、ルッチと唇が重なったから。



『…………!』

名無しが唇を離すと、ガープとバッチリ目が合った。

「わはは!若い子はええのぅ〜!」

『Σガ、ガープさんっ!今のは、見なかった事にして下さ…ぎゃっ!!』

びたーん!

何とも色気のない声を出した名無しは、足元の石に躓いてスッ転び、顔面を強打。

「ぎゃははは!マヌケなナリだな名無し!照れすぎだ(笑)」

『う、うっさいジャブラ!(怒)』

そそくさと起き上がると、猛ダッシュで軍艦に搭乗。ガープの掛け声と共に、出港して行った。


―――――

「……………。」

「…そんな心配なら、付いて行けばよかったじゃねぇか!?」

海を見つめていたルッチに、ジャブラが声を掛けた。

「そうしたいのはヤマヤマだが、そうはいかねぇだろ…!」

「W7にいたワシらは、市民達に面が割れてるし、色々面倒じゃ…。」

「そんなら、船から降りなきゃいいだろうが!」

「バカヤロウ。それじゃ、付いて行く意味がない!」

「(名無し…。麦藁一味のあの剣士に、また襲われないか心配だわ…。)
……ま、襲われても、六式でやっつけちゃえばいい話だけど…」

ブツブツ…

「何ブツブツ言っているんだ?カリファ」

「べ、別に…!(汗)」

この時の、カリファの心配が現実になろうとは、まだ誰も知らない…。


ガープの軍艦船内―

「名無しさぁ〜〜ん!!(泣泣)」

「ご無事で何より…!!!(泣泣)」

『あ、あなた達…!』

「「心配しましたよぉ〜〜!!!(泣泣)」」

エニエス・ロビーのバスターコールから生還を果たした、黒髪の海兵二人組2羽烏と再会。

更にその2羽烏の口から、給士のリンは海軍本部の食堂で、新たに働く事になった…と、聞かされた名無し。
彼女の無事を、心から喜んだ。

その後、ガープも談笑に参加。2羽烏はガープの部下になった事、名無しの婚約の事などが話題に。

「蒟蒻(こんにゃく)?」

「バカ!婚約だよ!!名無しさんがルッチさんとぉ〜〜!(泣)」

「Σーーーー!!(泣)」

「君ら、なーに泣いとるんじゃ…υ」

『………υ』


数時間後―

巨大な噴水を有する島を、視界に捉えた軍艦。名無し達は、水の都W7に到着した。


セント・ポプラ編 終


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