JUSTICE And PIRATES
再会U
『うぅ゛〜〜〜。』
「ルフィから今までの事、全部聞いた…。」
『うん…。』
「大変だったな…。」
『うん………。』
「オレもオヤジ達もみんな心配してて……」
『う"ん………。』
「兎に角、無事で良かったーーー!!」
ぎゅぅ〜…
『グスッ…!エ"〜〜〜ス〜〜〜!!
私も"、△◎※★◇▼〜〜〜!!!』
こらえていた何かが切れたのか、名無しは抱きしめられているエースの腕の中で、噛んで言葉にならなくなる位、号泣した。
「名無しさん……。」
「良かったね名無し…。」
「…。取り込み中すまねぇが…、話なら中でどうだ?
茶位出すぜ。」
『「はっ――!!」』
サンジの声に、エースは慌てて、顔を赤くして名無しを離す。
「…………。」
ゾロはそんな彼を複雑そうな眼差しで見ていた…。
「……。」
「なぁ、その背中のマ―ク…本物か…?」
ウソップが指差して言う。
「あ?偽物な訳ねぇって!これはオヤジの、白ひげ海賊団の海賊旗、オレの誇りだ!!!」
どーん!と言い切るエースに、白ひげと聞いてビビるウソップ。
白ひげといえば、海の王者などと呼ばれる超大物。その名前を聞いただけで、逃げ出す奴も居る位だ。
「――って事ぁ、名無しも白ひげとやらの一味か?」
「あぁ、もちろんだ!」
「「「…………。」」」
『ちょっとみんな…。どうしたの?』
「名無し!何でそんな凄い海賊団のクルーだって事、黙ってたのよ〜!」
『え?聞かれなかったし…。』
「ドラム城で聞いたでしょ?!」
『あ……。』
「ま、そういう事だ!」
ニカッとエースが笑って言えば、名無しも、
「そういう事です…。改めてよろしく…。」
と言った。
「ししし!名無しがどこに居ようと、今はオレ達の仲間だ!!」
「そうだな!!白ひげのクルーって聞いた時はビックリしたけど…!」
「名無し、仲間に会えて良かったな!」
『ありがとう、チョッパー!』
「おう!おめぇがチョッパーか?ドラムでは世話になったな!ありがとよ!」
「誉められても、おれは嬉しくねぇぞ〜♪」
相変わらず、言ってる事と表情が一致しないチョッパー。
「そうだ名無し!!心配してるオヤジ達にも元気な声聞かせてやれ!」
エースは、ゴソゴソとバッグの中から白い三日月がついた電伝虫を出し、かけ始めた。
プルプルプルプルプル…
プルプルプルプル……
ガチャ…!
「おう!オヤジ、オレだオレ!!」
《グララ…何だ!?
オレオレ詐欺か?》
「違げーよ!んな事より、ビッグニュースだ!!ビッグニュース!!」
《落ち着いて話せエース…。何があった…?》
「聞いて驚くなよ!!名無しが見つかったんだ!!」
《何!?ウソじゃねぇだろうな…!!》
「ウソなんかつくかよ!本当だ!!」
エースは、電伝虫に出たオヤジこと白ひげに、名無しが元気で居る事、ルフィから聞いたこれまでの事などを全て話した。
そして、エースの言った内容が白ひげを経由して他のクルー達に伝わっていき、電伝虫の向こう側は、たちまち大歓声に包まれてたのだった。
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