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JUSTICE And PIRATES
vsフランキー一家
「みんなァ〜〜〜!!」

1億ベリーを持ったナミは、メリー号に戻るなりフランキー一家の件をサンジ達に話した。

「何だと?!!ウソップと名無しちゃんが?!」

「名無しまで?ウソだろ…!!」

「ウソじゃないわよ!」

あの時、名無しがルッチと一緒に居たなどとは夢にも思わないナミ。名無しもウソップと共に、フランキー一家に誘拐されたと思い込んでいた。

「2人が心配だ。兎に角急ぐぞ!!」

話を聞いたサンジ達3人は青筋を浮かべながら、とりあえずは、ナミから聞いたウソップを休ませてある場所へと急行した。







しかし…

「おい、ウソップが居ねぇぞ!」

「ナミさんが言ってたのは、この場所の筈だけど…」

その場所にウソップの姿はなく、彼のものと思われる血痕があるだけだった。

「どこ行ったんだ…!」

3人が辺りを見回していると…







「ああああああ〜〜〜!!!」



「「「………?」」」

ドカンッ!ゴロゴロゴロ…ザパァーン!

上空から落ちてきた何かは、壁に激突した後水路にドボン!

「た、たす…たすぺてぇ〜〜〜〜〜……」

「「「ルフィ?!」」」

上空から落ちてきたものの正体は、カクの真似をして飛び回っていたルフィだった。

「何やってんだ…この非常時にι」

呆れながらも、ルフィを水路から引き上げるサンジ。

「ゲホッ…!あ、サンジ…聞いてくれ!!ウソップが「聞いたよ。今、そいつらのアジトに向かう所だ!」

「そうか…!」

それなら話は早い!と、ルフィは立ち上がり、サンジ達とフランキー一家のアジトへ向かった。


─────

「名無しもか……?」

「何だ、お前知らなかったのか?!」

「知らなかったも何も…ガレーラの奴に聞いたのは、ウソップの事だけだぞ…!」

ルフィはここで初めて、名無しも居なくなっていた事を知る。







フランキーハウス前ー

「「「………!」」」

そこには…サンジ達の予想通り、1人でフランキーハウスに乗り込んだウソップが、意識不明の状態で倒れていた。

「ひでぇ…。…息はあるか?チョッパー」

「…何とか大丈夫だ…」

「許さねぇ……」

「待ってろよウソップ…。あのふざけた家、ぶっ飛ばしてやるからな!!」

見るも無惨にボロボロにされたウソップを目の当たりにしたルフィ達は、怒りを新たにフランキーハウスへ乗り込んでいった。

一方で、そんなルフィ達の動きなど知る由の無いフランキー一家の面々は、呑気に宴の真っ最中だ。

途中、食べ物と酒が無くなり買い出しに行こうとしたフランキー一家の1人だが…


ドッカァーーン!!!!

「「「「!!!」」」」

扉を開けた瞬間、何者かにぶっ飛ばされてしまった。

「てめぇら何者だ!!」

一家の1人をぶっ飛ばしたのは言うまでもなくルフィ達で、これを皮切りにフランキー一家との乱闘が始まった。


─────

最初はルフィ達をナメてかかっていたが、予想外の強さに段々焦り出すフランキー一家。

「ちょ、ちょっと待てお前ら!目的は金だろ?あのヘナチョコが持ってた2億…!」

「……!」ピクッ‥

「あ、あの金ならもう無ぇ…!!フランキーのアニキが、それ持って買い物に出ちまったからな…!」

「つまり…!お前らがどれだけ暴れようとも、あの金は「もう黙れ」

これ以上、口を開くな…と、サンジが低い声で言う。

「そういう事じゃねぇんだよ」

「あぁ、もう手遅れだ」

お金云々より、仲間を傷つけられた事が一番許せないルフィ達。誰にも止める事は出来なかった。






「ウソップの事も許せねぇがテメェら!!名無しはどこだ!!」

「そんな奴知らねぇ!」

「そ、そうだぜ…!オレらが攫ったのは、長っ鼻1人だけだ!!」



バキバキッ…!

ガキィーン!ドガッ!!



「ゴムゴムの〜〜!!」

「ひ〜〜〜!!コイツら滅茶苦茶だ〜〜(泣)」

「あっ、ザコが逃げる!!」

ルフィ達の余りの強さにすっかりビビった一家達は、隙を見て逃げようとしたが…

「「「ぎいやぁぁ〜〜〜!!!」」」

「何だこの女は?!」

「ーー!!!名無しちゃん!!」

現れた名無しに、ふっ飛ばされてしまったのだった。


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