JUSTICE And PIRATES 新たな国の始まり 「ゴムゴムの…ボーガン!!」 ドガーーン!!! 「この野郎めぇーー!!!!」 「だからお前はへなちょこって言ったんだ!!!」 「何ぃーー!?」 「ゴム…ゴム……ゴムゴムの…………!!! バズーーーーーカァーーーー〜〜!!!!!」 ドォッカァ〜〜〜ーーーーーーン!!!!!! 「ぎゃ〜〜〜ぁぁ〜〜〜ぁーー……!」 「た、た…大変だぁ〜〜!ワポル様が吹っ飛びあそばされた〜〜!」 「次はお前だ! 刻蹄……桜〜〜〜〜!!」 バキィーーーン!! 「ぎゃーーーーーーー………!!!」 し〜ん……… 『…静かになったわ…。』 「終わったんじゃない?」 ───── 『チョッパー?!大丈夫だった? あれ?ルフィは?』 「名無し!うん!おれなら大丈夫だ!麦藁ならあそこだ。」 名無しは、チョッパーが指差した方向を見た。すると屋根の上に立つルフィが目に入った。 よく見ると、全身ボロボロで着ていたコートに至っては片袖がなくなっている。 「おう名無し! アイツならぶっ飛ばしたぞー!!」 『ふっ………。』 名無しは嬉しそうに口角を上げる。 『ルフィー!戦ってくれてありがとう!!!』 「しししし!! いいって!気にすんな!!」 『ふふっ…。それと、言いたいことがあるのー!!』 「んん〜〜〜??」 「やっと着いた…! ったく、オメーが迷子になるから時間くっちまったぜ!」 「うるせー!間に合ったんだからいいじゃねぇーか!」 「普通、あんな一本道で迷うかァ?」 「あぁ?!(怒)」 何やらモメてる?2人。 その周りには、水色髪の女のコと十数人はいる男達。 「ちょっと2人共!モメてる場合じゃないわよ! ナミさん達は大丈夫かしら…?」 「ルフィが居るから多分大丈夫だろ…? で、ワポルとかいう奴もいんのかぁ〜? あぁ…ワポルに会ってはいけない病が…」 「ゴムゴムのー、ロケットー!!」 ドカッ!! 「いてーなこの野郎!! 何してやがんだ!!」 緑髪の男に向かって、何故か突っ込むルフィ。 どうやら男が着ていたコートが、ワポルの仲間が着ていたやつと同じだったらしく、男をそれと勘違いしたのだ。 「おう、おめーらか。 聞いてくれ!仲間見つけたんだ! しかも2人も!!」 「仲間?」 「名無しさん! 一体どうなっているんだ?ワポルはどこに…?」 『あっ…、ドルトンさん! ロープウェイ直ったんですね!』 名無しに話し掛けてきたのは、栗ご飯が好物のドルトンさん。 名無しがドクトリーヌの手伝いで、街に行った際知り合ったのだ。 「ワポルは………?!」 『あいつなら、もういないわ。 彼らがぶっ飛ばしてくれました!』 名無しは一連の出来事を説明した。 「そうか……」 「……………。」 「ーーー!!」 目が合うチョッパーとドルトン。 「……。君はあの時の…………。 そうか…… 戦ってくれたんだな……。」 「………。」 チョッパーは黙ってうつむいている。 「ありがとう…!! この国は…生まれ変わる!!!」 ←→ [戻る] |