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01 再会、そして再開
「…ら…ム!グラハ…っ!」


何も見えない暗闇の中、誰かが私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
重たいまぶたを無理に押し上げれば、揺らぐ視界の中、目に大粒の涙を浮かべた名前の姿が目に映った。


「…名前…?」


「グラ…ハム…っ、よかった…っ、ほんとにっ…生きててくれて…っ。」


ぎゅっと私の手を包み込んで離さない名前の両手から伝わる温かさから私はまだ自分が生きているのだという事を知った。


先程から涙を零し続けている名前の両目を拭ってやろうと彼女の所へ手を伸ばそうとしても、どういうわけか腕に力が入らない。


やはり、体に負った傷は軽くはないという事か…。


ハワード、プロフェッサ―、ダリル、ジョシュア…他の多くの盟友もあの戦いの中で命を落とした。

その仇を取ることも叶わず、おめおめと私だけが生き残ってしまったのか…。


ああ、だが私にはまだ守るべき光が残されていた。


「おかえりなさい、グラハム…っ。」


泣き笑いのような表情を浮かべて、彼女は本当に、本当に嬉しそうな笑顔を見せた。


「ただいま、名前…。」


再会、そして再開



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