[携帯モード] [URL送信]


頑張れよ、なんて 犬飼と宮地

俺の親友(だと俺は思ってる)は学園の女神と呼ばれる夜久が好きだ。

いやだって宮地(あ、名前出しちまったよ。……まっいいか)って分かりやすいからさ
もう弓道部全員宮地が夜久を好きな事くらい気付いてる。
(だけど夜久自身は気付いてない天然ぶり)


そりゃあもちろん?
親友の恋は応援しちゃいますとも。


「む…夜久。ちょっといいか」


「うん!いいよ」



応援はする!
だけど邪魔もしたい!
…友情って時に残酷って言うだろ?

…意味が違う?いーんだよ!



「部長からの伝言で…、」


「宮地ー!夜久ー!!何二人で顔近付けて話してんだー?」


「む…い、犬飼。別に俺達は、」


邪魔すると宮地は案の定真っ赤になったし

夜久は俺の言った言葉の意味を理解出来ないのか首を傾げてるし(あぁ本当にうちの紅一点様は無意識な天然だな!)


ニヤニヤする俺に宮地の眉間は深まる。


やべー

からかうタイミング早かったか?
こりゃ宮地怒るな


「犬飼!明日の雑巾掛けはお前だけだ!」

「げえぇぇぇ!?宮地ひでー!俺お前応援してんのに!」


「応援?宮地君!犬飼君応援してくれてるんだから雑巾掛けはやめてあげよう?」


うん。
お前と宮地の恋の行方だから応援してるの

「む……わかった…」


宮地本当に夜久には弱いな!!
何だかんだ言ってコイツ等ピッタリだよな


「おーっ!!さっすが夜久!愛してる!」


「え!?」


「………犬飼。今すぐ雑巾掛けだ!!!!」


「出た無茶な試練!!!!」



でもなんか悔しいからギリギリまで助けてやんねーぞ!

(からかう対象は面白いくらい真っ赤になって慌てるお前等がいいからさ!)


end
宮地v主人公と犬飼
犬飼が好き!いつか犬v主書きたい!!


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!