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―翌日―


「はぁ〜」
教室に入るなり気分が重くなっていく。
とりあえず退部届けでも書こうかな。
今日出して辞めよう…

後は1日雪村先輩に会わないよう教室から出るのはあまりよそう。









そして時間はあっという間に過ぎ昼休みになった。
今日が5限だけで良かった…。
退部届けも書いたし、顧問の先生に渡しに行こう。

足早に職員室に向かう。
階段を降りて右側に行けば職員室だ。



―ポンッ―

ビクッ!!

急に背後から肩を叩かれた。
誰なのか怖くて振り向けれない。


「おい、時田」

声の持ち主は以前に雪村先輩と一緒に虐めていた岩永先輩だった。
この前は雪村先輩のお陰で助かったけど今度はどうだろう…。凄い嫌な感じがする。


「ちょっと顔出せよ」

岩永先輩とは違う声がした。そう、この人も雪村先輩の後ろでいちゃもんを付けていた清水先輩だった。

こんな二人に呼び出されたら、もう何されるか直ぐに予想が出来る。

でも、待って…
昨日の今日で二人が俺の所に来るなんて偶然?
雪村先輩が二人を寄越したなんて…考えられないよな?

けど、そうだとしたら――


「テメェーこっち向けよ」

「すみません、今俺用事があって急いでるんです」
俺は振り向きもせずに職員室を目指し歩き出そうとした…が、やっぱり二人に止められた。

「俺達以外に大事な用なんてあるわけないだろ?」
俺の肩に腕を回して嫌味な笑みを見せる。

本当にウザイ。

「別に俺、先輩達に呼ばれるような理由なんて無いと思いますが」


―ダンッ!!!―

「…痛っ」
思いっきり壁に押し付けられた。

「いつからそんな生意気な口が聞けるようになったのかな時田ちゃん?最近調子乗り過ぎじゃね?」

別に調子なんて乗ってないのに…。
あぁ、俺が喧嘩強かったらなぁ。
雪村先輩にも嫌われたし、もうどうでもよくなってきたぜ―…。


「…だよっ」

「あぁ?」

「一々うっせーんだよッ!!」
俺の怒鳴り声と歯向かった事に二人は驚いた。

「お前らの相手なんかしてられっかよ!!面倒くせぇ」



…――はっ!!

つい頭に血が上ってカッとなってしまった。


「へぇ〜、言うようになったじゃねーか時田?」


ヤバい―…!!





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あきゅろす。
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