その他
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アスランって、天然だと思う。
「コ、コレは…!?」
袋の中身を見て、アスランは声を漏らす。
それと俺とを交互に見るアスラン。
かわいい反応。
「さ、着替えて?」
アスランには目の前で着替えてもらった。
丈の短い赤服に、ピンクのミニスカート。
そう、ルナマリアの標準装備。
さっさと乾かして持ってきたのだ。
「う、わ……なんかスカスカする」
よくこんなの履いてるな、とアスランはまじまじと履いたスカートを眺める。
俺はそんなスカートを履けるアスランが信じられない。
一体どんなウエストしてるんだ?
着たらかわいいかな、と思いつつ、そんなものが着れるわけないと割り切っていた部分もあった。
なのにアスランはキツイということもなく履いてしまったのだ。
(どんなスタイルしてるんだ、この人は)
筋肉がついてるはずなのになんとなく細くて、そして白くてキレイな体をしているアスラン。
初めてハダカを見たとき、思わず絶句したぐらいだ。
そんな考えをしているあいだに、アスランは少しズレたことを言う。
「ピンク似合わないな、俺。髪の毛ブルーだし」
はははって笑ってる。
色が似合う似合わないっていうか……。
ふつうはもっと抵抗しないか?
スカート履かされてるんだぞ?
それも超ミニ。
なんなく履いたアスランにびっくりだけど、あのアスランにピンクとブルーが似合わないとかいう色彩感覚があることに驚きだ。
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