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その他

 




――ピーッ


来訪者を知らせるデジタル音といっしょに、シンの声がした。



(こんな時間に……?)



夜もふけ、そろそろ寝ようかというような時間帯だ。


「どうした? シン」



相談事かなにかかと思えば、入ってきたシンはなにか荷物を持っている。




とりあえず、パソコンの前の椅子をすすめる。



立ったままというのもなんだし、かといって二人分の椅子もなく、しかたなしに自分はベッドに腰掛ける。





「……アスラン」


「なんだ?」



だがシンは腰掛けずに、立ったまま。




(……そんなに真剣に悩むことなんだろうか)




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