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XANXUS×ランボ:10年後








じられた世界で








ランボは今、ボンゴレ十代目こと、沢田綱吉に頼まれてヴァリアー邸に来ていた。
なんでもヴァリアーのボス、ザンザスから書類を受け取って来てほしいらしい。
いつもならヴァリアーの下っ端の誰かが持ってくるのだが、今回はザンザスから直々にランボが取りに来るよう指名があったのだ。
綱吉は何となくこういうことが起こるだろうと予想していたが、断れば書類は渡さない、と言われ、承諾するしかなかった。



「失礼します。ランボですけど書類を取りに来ました」
「入れ」


ランボがザンザスの部屋の扉をノックし用件を言うと、直ぐに返事が返ってきた。
そしてそれを聞いてから、ゆっくりと扉を開けて中へ歩を進める。
ザンザスはキングサイズのベットに腰掛けて書類のチェックをしていたが、ランボが目の前に来たのと同時に腰を上げた。
そしてその書類をランボに渡した。


「ありがとうございます。仕事お疲れ様です!」
「別に。わざわざ呼び出したりしてすまなかったな」
「き、気にしないで下さい!久しぶりにヴァリアーの皆さんに会えましたし、それに……」


ランボはそこで一旦言葉を区切り、次の瞬間、眩しい限りの可愛らしい笑顔でとんでもないことを言った。
それは今までの疲れが一気に吹っ飛ぶかのような、愛らしい言葉。


「ザンザスさんにも会えましたし…////会えて嬉しいです!」
「―――っ!」


その言葉を聞いた瞬間、ザンザスの中で何かが切れた。
ザンザスはランボの腕を引き、自分の唇とランボのそれを重ねた。
その時、書類が宙を舞ったが、そんなのを気にする余裕はなかった。
ランボはいきなりのことで驚き、少し口を開いていた為、そこから舌を入れられ、ランボのそれと絡められた。
互いの舌が絡み合う度にランボの細い身体が震えている。


「んんっ…ふっ、ぁ…はぁ、んん!」


一度酸素を取り込む為に離されたが、また塞がれた。
しかも今度は後頭部を抑えられ、より深く舌同士が絡み合った。
部屋には、舌が、唾液が、絡み合う水音が響き渡っている。
これはまた、耳からランボを犯す。


「んぁ、ふ、ぅん…んん、ぁ…」


唇を放した時、二人を銀色の糸が繋いでいた。
それは途中で切れ、ランボの口の端からは飲み込めなかった、どちらのものかわからない唾液が垂れていた。
ザンザスはそれを舐め取り、ランボを後ろにあるキングサイズのベットに横たわらせた。
勿論、自分もベットに乗り上がり、ランボを見つめた。


「ランボ……」
「ザ、ンザス、さん…」
「好きだ。会えなかった分、沢山愛してやる」
「あっ…」


そのまま二人は愛の営みへと誘われた。
翌朝、互いの身体にはその証である真っ赤な花弁がちりばめられていた。






会えない時間は恋人達を二人だけの空間に閉じ込める







Fin







****************
やってしまった…!
まさかのザンザス×ランボ…!
すみません、本誌のザンザスがあまりにもかっこよすぎて。
でも後悔はしてません!←








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