暗黒時代
Act.3 判明
「…まさか、アイツが…幻の…アルコバレーノの末裔か…?」
誰も居ない廊下で、
ぽつりと呟く…
そして、彼の胸元には煌めく黄色のおしゃぶり…
「…、ついに…生まれたのか… …」
そう口にする彼の口元には
微かな笑みが浮かんでいた―…
―――
同時刻、2-Aの教室前で待機している華恋…
『(うぅぅー、緊張するー…)』
顔には出さないが内心は酷く緊張していた…
丁度、2-Aの教室では
担任が朝の連絡をし、
転校生がいるという事をみんなに話している最中だった
女子だと聞いた男子たちは物凄く喜んでいた―…
そして、ついに教室へ呼ばれた華恋は扉に手をかけ
ゆっくりと開く―…
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