多文化からの声
「はい、こちらオーキド研究所です」
「オーキド博士、おれです、サトシで…あれ、シゲル！」
「やあ、サトシ。久しぶりだね」
「シンオウから戻ってたのか！？」
「ついこの間ね。ゴールデンウィークだからとかって言われてしばらく休暇をもらえたんだ」
「えええ…」
「どうしたんだい、そんなに落ち込んで」
「……シゲルが戻るなら、オレもマサラタウンに戻りたいなー、って」
（またサトシは無意識にこういうこと言うから…！）
「シゲル？」
「あ、あぁ、ごめん。でも、イッシュも楽しんだろ？」
「もちろん！でもな、イッシュってカントーと全然違うみたいでさ。こどもの日って五月じゃないんだって」
「サトシはこどもの日、好きだもんね。確か、前はかしわ餅を食べ過ぎてお腹壊してたっけ」
「……！そ、それは…！だって、ママが作るやつが美味しいから…！」
「ピカチュウ、サトシのこと、よく見ててね」
「シゲル！ピカチュウも、なに納得してるんだよ！」
「ピカチュウもそう思ってるってことだよ、サートシくん？」
「うっ…。オ、オレだって、さすがにもう、あんなには食べないよ！」
「ならいいんだけどね。ほら、そろそろ切った方がいいんじゃい？君の仲間が呼んでるよ」
「あ、本当だ。デント、アイリス！今行くから！…じゃあな、シゲル！」
「気をつけてね、サトシ」
「あぁ！……お前も、あんまり無理すんなよ！」
つー、つー
「……だから、なんで無自覚なのに、最後照れるかな、サトシは……」
多文化からの声
「そういえば、クルマユってかしわ餅みたいって言うの忘れてたなー」
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