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リトルドック!せんせーしょん!


彼…いや、アイツを一言で表せば利かぬ坊かもしれない。いや、そうだろう。確
信めいた何かがある。正直言葉で表すことも可能だが、纏めるのは有名かつ難問
な私立アッシュフォード学園に通う績優良者かつ生徒会副会長こと次期生徒会長
であるこの俺ルルーシュ・ランペルージでも大変だ。
俺のことはどうでもいい。こんなのは自慢にならないからな。そうだ、今はアイ
ツ…「枢木スザク」について話をしよう。

アイツ、枢木スザクは俺の隣に住んでいる小学生。俺とは長い付き合いになる、
所謂幼馴染というものだ。…少々歳は離れているが。
昔はまあ可愛い奴だった。そりゃあもう素直で発音も拙く「るるうしゅ」と呼ぶ
スザクは本当に可愛くて、ポーカーフェイスと名の通る俺すら言葉ひとつでニヤ
けてしまうほどの破壊力がある。
それの所為なのか今は定かではないが、俺は我侭だった彼の望みは何でも聞き入
れた。可愛くて可愛くて、仕方なかったから。

だがそれは今はどうだ…!俺に下にいて、小学生のくせに無駄にデカいソレを俺
に突っ込んで、腰を振って厭らしく微笑んで…!!憎たらしいことこの上ない!

「ルルーシュ…」

なんて艶っぽい声で呼ぶなんて!その声には拙いあの頃とは違う、大人の余裕と
いうか、熱っぽい吐息がかった声でっ…正直、クる。

「おい、何考えてるんだよ…俺のこと、考えて。」

拗ねた口振りは宛ら子供特有、といったものだろう。とても可愛らしい。が、ソ
レとは裏腹に下から激しく突き上げてくる。ドコでこんなテクニックを覚えてき
たのか小一時間…いや、それ以上かけて問い詰めてやりたい。が、今は正直そん
なことを考えてる余裕がなかった。
中のイイトコを重点的に突いてきて、先刻よりも腰の動きは遅くなったものの一
つ一つが強い。小刻みな刺激より一つの刺激が大きければ大きいほど俺はヤバイ
。それをわかっていてやるんだから、趣味が悪い。
しかも今日は騎乗位、俺の「上が良い」という発言を聞いてのことだという。こ
れはこれで何か違う…!スザク自身を根元まで飲み込むのは決して俺の中が緩い
のではなく、重力の所為だ…と言い訳しておこう。

「あっ!だ、駄目だっ…スザ、あぁんっ!」

体重をかけてはスザクが潰されると思い力をいれてなんとか腰を浮かせるも、そ
れは逆効果みたく逆に中を締め付けて更にスザク自身を締め付ける。
わかってる、そうなるのはわかっている…!が、今更力を抜けと言われても無理
がある。正直説明で手一杯な俺には無理難題だ。

閉じられない口の端からは唾液が零れ落ちる、気持ち悪い。
漏れるのは吐息と嬌声ばかり。拒否の言葉すら己の嬌声にかき消される。屈辱だ
…女でも無いのに、突っ込まれて、女みたいな高い声で喘いで、口周りは唾液で
ベタベタ、自身は先走りでベタベタ…こんな厭らしい自分は、嫌いだ。
でも、スザクにされてると思うと、不快感は自然と消える。変わりに何か温かい
モノで胸がいっぱいになる。コレが何か俺は知らない。

「も、イきそっ…?」

「んっ、イくっ…!イきたっ、あぁ!スザぁっ…!!」

どうしてだろう。頭では恥ずかしいと思っているのに、口が勝手に動くのは。羞
恥すら、取り除かれた?快感に?まさか。
でも、スザクは嬉しそうに笑う。こういう時だけ、俺の言うことを聞く。激しい
突き上げは激しい律動へと変わり、腰に絡まっていた手は俺自身を握り、擦る。
嬌声は一段と大きくなり、もう頭では何も考えられない。

思考が、ストップする。


「やっ、ああぁ――……!!」

「くっ……!!」



俺の思考が再度動きだしたのは、スザクが済ませた出あろう事後処理から何時間
も経ってから…だと思う。俺は寝ていたからよくわからない。ただ、身体がベタ
ベタしていないしズボンも履いていた(上はなぜか裸だったが気にすることではな
い。)
決定的なのはスザクがその場にいないこと。

「どこ行ったんだ…」

身体を起こすのも辛いので、辺りを見渡す。俺が脱ぎ捨てた服もなくベッドシー
ツもちゃんとしている。そして、スザクのものが何ひとつこの空間には存在して
いない。
こういう時はたまにある。夜は稽古があるとかなんとかで、先に帰る。だから俺
は先ほどまでの情事が夢でないのかと、たまに思う。

ふと下を見ると、胸元の少し下に咲く赤い花。
一気に頬が赤くなるのが自分でもわかった。恥ずかしい、恥ずかしすぎる。
多分、いろんなところについているんだろう…寝ている間にやったのか、それは
まだ赤く咲いていた。消えるまで体育は出れないどころか着替えも恥ずかしい。

…これが、証拠になるなら、嫌ではない。
なんだかんだ、俺はやっぱり今もスザクに甘いのかもしれない。
そこには、歯の痕も少し残っていた。不器用な彼だから、仕方が無い。

「…今度、教えてやるか。」

礼儀と、作法と、痕の残し方。





おいっ、お前、人の話はちゃんと聞け!せっかく人が教えてやってるのにどうし
て今俺は押し倒されてるんだ…!
だってルルーシュが可愛いんだもん。俺の為に、教えてくれてるんでしょ?






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