裏地球史ミステリー
スンダランド
沖縄海底遺跡やナン・マドール遺跡などを有機的に結びつけ、さらにムー大陸の可能性も高いとされているのがスンダランドです。
スンダランドは、タイを流れるチャオプラヤー川が氷河期に形成した沖積平野のことです。
この地域は、現在はタイ湾から南シナ海へかけての海中に没した大陸棚となっているが
もともとは広大な陸地だった。
最近の研究によるとこの大陸が海面上にあったのは紀元前7万年から前1万2000年ごろに海中に没したとされています。
ちょうど氷河期が終わり海面が上昇したためで、それ以前は人びとがこの土地に住み、自由に移動していたわけになる。
それどころか、この場所は全アジア系民族の共通性のある故郷といっていいでしょう。
ここから北に進んでモンゴルやシベリアに広がった人びとは寒さに適応して北方系のアジア民族になり逆に太平洋に広がった人びとは海洋民族になったというわけである。
また、環太平洋文明という視点ならば、ここをムー大陸と想定することもおもしろい。
海底に沈んだ時期も一致するし、何よりも文化を周辺に伝えたという点でも見事につじつまが合います。
もしかしたらこの海域にはムーの遺跡などが今も静かに眠っているかもしれないのです。
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