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∞陰陽道探究∞
禹歩(うふ)

禹歩(うほ)は[反閉:反陪:へんばい]に同じ意味であります。
奇門遁甲の術(法奇門)では占術上の凶を避ける
ために必ず行なわれました
つまり禹歩とは陰陽道の理論による万能の歩行術であり陰陽道の呪術を実践するときに行う歩行術(法)です。
左足をすり足で前に出し次の右足を先の左足に引き寄せて前に出します。
大地を踏みしめることで災厄を遠ざけるとされます。
本来はその一歩一歩が北斗九星(左輔星右弼星をプラス)を象って歩む事で魔を祓い地を鎮めて福を招くとされる。
※北斗九星、道教の書[雲笈七籤]24巻の明星辰部では北斗七星と輔星弼星を併せ北斗九星とした。)

北斗助星・左輔星、(さほせい)北斗助星・右弼星(うひつせい)

後ろ足が前足を越さないかっこうで片足を引きずるようにして歩行します。

古代中国の王朝夏(か)の禹王が編み出した呪術的な歩行法であり霊山で薬草を採るとき、深山の魑魅魍魎を退けたり避けるとき、もしくは敵兵を避けるとき、悪霊をしりぞけるときに効果があらわれるとされる歩行術です。

見た目では子供がゾンビの真似をしてふざけてるに見えますが、これには深遠な理論がありましてその歩き方のステップの繰り返しは六十四卦中の既済つまり(事がすでにすんでいること)の図をなぞる形になります。
(禹歩僊訣/うほせんけつ)のなかではその歩行の機、天理にかなうときは、天人合一となりて邪はおのずから避け正はおのずから至る。
ゆえに人の祈念するところの事は必ずや天神地祇相感応してその欲するところを必ず成就なすべきなり…と書いています。



--実践編--

【禹歩の法ポイント】
禹歩は、すり足で行う
ことが肝心です。

Ο、スタート左右の足を
揃えること

@A.天蓬、左足をすり足
で半歩進める

AB.天内、右足つまり、
反対側の足をすり足で
一歩進める。

BA.左の足をすり足で
半歩引きずりし進めて
[A]にそろえるのリズム。

次に右足で[@]のリズム
ではいる

※最初、左足から[@]の
リズムで入る、

最後に左足で@のリズム
北斗七星の形を模している
そして四方を鎮め浄めます。

禹歩のステップの際に
六甲秘咒を唱えて歩く
場合や天蓬九星を唱え
ながら禹歩のステップを
踏み出し歩くのが基本的
ですが

九字と組み合わせてたり
一歩ごとに呪文を唱えたり
地鎮祭用いたり場を祓い
浄める儀式として

(六甲秘咒)
@臨(りん)A兵(びょう)
B闘(とう)C者(しゃ)

D皆(かい)E陣(じん)
F列(れつ)G前(ぜん)

H行(こう)

※風水、修験道、神道
各宗派や指導者によって
用いる言葉が異なること
もあります。


『咒/呪文』を唱えて
禹歩、踏み出します。








天蓬九星↓

*天蓬(てんほう)
(てんぽう)
貧狼星、坎宮、五行は水

*天内(てんない)
巨門星、坤宮、五行は土

*天衝[冲](てんちゅう)
(てんしょう)
祿存星、震宮、五行は木

*天輔(てんほ)
文曲星、巽宮、五行は木

*天禽(てんきん)
廉貞星、中宮、五行は土

*天心(てんしん)
武曲星、乾宮、五行は金

*天柱(てんちゅう)
破軍星、兌宮、五行は金

*天任(てんにん)
左輔星、艮宮、五行は土

*天英(てんえい)
右弼星、離宮、五行は火


天蓬九星は奇門遁甲に
おいて詳しい記載があります。

ただし九星と呼ばれるの
は何種類かあります。

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