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∞陰陽道探究∞
庚申待ち(こうしんまち)

陰陽五行説では五行に
日時が配当され、さらに
日時に十二支が配当され


昔の時刻や日にちが干支
で示されたのは、その
影響からなんですが

陰陽道が定めた習慣に
六十日ごとに一巡する

十干十二支の庚申(かのえさる)に当たる日の
夜には酒盛りなどして
徹夜をする習慣がありま
した。

つまりそれを庚申待ちと
言います。
平安時代の人々は庚申の
夜にうっかり寝ると
恐ろしいことが起こると
信じていたので、この
習慣をしっかり守った。

今はあまり盛んでは
ありませんがね
※現代では庚申の日に
仏家では、帝釈天や
青面金剛を祀り
神道では猿田彦を
祀って徹夜する行事です

これは、そのルーツは
中国の道教に由来する
信仰で古くは奈良時代に
渡来人や僧侶により
我が国に伝えられました。
室町時代には庚申塔に
(申待)の文字や阿弥陀
三尊が刻まれ、やがて
道祖神の信仰と結びつき
ました。

※これは、中国の
道教に由来する信仰で
人間は、生まれ落ちた
ときから体内に三尸/さんし、という虫を宿しており
「尸/屍、しかばね」
の意味があります。

この三匹の虫が庚申の日
になると人間の罪悪を
天帝に告げ口すると
いう話にもとづいてます。
三尸の告げ口があると、
寿命が大幅に縮まって
しまうので、徹夜の番を
して三尸のスパイ活動を
牽制するのです。

三尸は庚申の日に天に
昇り人々の生死を司る
司命の神に自分が住み
ついた人々が日々犯した
細かな罪までも報告する。

その報告にある罪の大小
に基づいて司命神は人々
の寿命をたとえば三百日
あるいは三日というように
削ると言われる。

その結果は実に人生の
あらゆる命運に影響が
あるとされてます

日常生活にも大きな障害
となりさまざまな場面で
の運気が弱まると言います

だから徹夜の番をして
三尸のスパイ活動を
牽制するわけです。




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