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∞陰陽道探究∞
魔界と陰陽師の霊戦[2]
陰陽道の祈祷術は人々を
呪い精神を狂わす呪詛を

生み出したが…


それは、怨念の化身で
ある魔物や怨霊を国中に
跋扈(バッコ)させることになった。

平安の四○○年間は、
とんでもなくアブナイ時代でもあったのだ…。

そしてそこに、霊的世界
の仕事人たる陰陽師が
腕をふるう土壌があった。

平安時代の精神文化の
根幹をなしたのは、
死生観だった。

平安の世における
陰陽道の大流行は、その
死生観と密接な関係が
あった。

それは、陰陽師が、
魔物や悪霊祓いの
スペシャリストであった
という点だけで語れるものではないから


例えば……
現代人にも馴染みの深い
「鬼」は現代では
どうしても人間ばなれした
ボディ、角、赤い肌を
もった怪人などを
想像してしまう…。


喰った人間を消化する
胃袋をもった…
獰猛な生物を思い
浮かべたりするとか。


古代においては何を
示していたか?また

陰陽師においては何を
示していたのだろうか。


じつは、これが、
かなりややこしい。


一つは鬼は、怨念、生霊
怨霊、魔物と化した
人間などを示していて

モノノケに該当する
魑魅魍魎の総称となって
います。


また鬼は、人にとりつき
壁を抜け、自在に宙を
駆け巡る霊体でもあります

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あきゅろす。
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