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∞陰陽道探究∞
魔都・平安京の秘密(1)
☆平安京の魔界案内

平安の世では魔界と人界
つまり人の住む世界は
同心円のように重なり
合っていると信じられて
いて、そのあいだを行き
来する出入り口が
辻、橋、川や井戸や宮城
の四隅、昼と夜のあいだ
の黄昏時などの境界…に
あるとされていました。

平安時代においては
モノノケが立ち現われる
スポットは日常のふだん
の空間のいたるところに
散りばめられていました。

平安の四百年間は
たくましいアブナイ時代。
東西四・五キロ、南北
五・三キロの平安京は、
呪術が飛び交い誹謗
恨み、憎悪、なども
魑魅魍魎(もののけ…)
が跳梁跋扈
(ちょうりょうばっこ)
する魔都でした。

それこそが安倍晴明を
はじめとする陰陽師が
活躍する土壌でしたが…


つねに魔界の脅威に
さらされていた平安京は
おのずと、魔界の侵略を
はばむ霊的パワーで
武装した都となりました。
この霊的パワーの
元締めは、神事の
最高司祭者としての天皇
にほかならないです。

安倍晴明ら陰陽寮の
陰陽師たちは、霊界に
通じる異能と専門知識に
よって天皇の霊力を強力
に補佐していたわけです。

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