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∞陰陽道探究∞
五行相剋と五行相生理論

五行相剋と五行相生
陰陽五行説は陰陽道の
中心的理論だと説明を
しましたが

つまりは五行説における
木火土金水もたえず流転
して互いに生と滅の影響
をおよぼしあいます。


相剋のなかにも相生が
あり、土は木の根が張る
ことで、その流出を防ぐ
ことができる。

水は土に流れを
抑えられることで
谷や川の形や地形を保つ
ことができる。

金は火に溶かされる
ことで、刀や剣などの
金属製品となる。

木は刃物によって
切られることで
さまざまな木工製品となる。


この世にあるものは
すべて森羅万象から
生まれ因縁や条件に
よって仮に和合して
形成されているにすぎ
ません。

たとえば『家』というの
はその素材や形や立地
などの条件などの
いろいろな面を総称した
言葉にすぎませんよね。


家の素材は柱や床木など
の材木や瓦や壁の土など
から成ります。

材木は太陽の熱や雨を
受け土壌から養分を吸い
空気によって育った木を
加工したものであるから

地や水、風の化合物と
言ってもいいでしょう。

それらは、みな時間と
ともに変化し、ついには
朽ち果てるもので
どれ一つとして永久に
あるものではありません。

この世に仮に存在して
現に一つの固体として
生かされたものであり
それを成り立たせてる
森羅万象の現われに
ほかならないです。

すなわち森羅万象の
真理の姿が材木のごとき
家のごときものに現れ、
そこに住む我々も
いろいろな元素から成り
立っていて、この世に
人間のごときモノとして
存在して寿命が尽きれば
もとの元素に還元されます
その働きをエネルギーと
いってもいいかも
人間の生エネルギーも、
形を変えて存続するから

生きてる間は個々人々が
個別に持っている
生エネルギーもやがて
一体化して森羅万象に
帰ります。

この世に、生を受けた
モノは人間も動物も
植物ともども、生きとし
生きるものは、いつしか
朽ち果てる運命ですが

すべて終わりだと
言うことはありません。


肉体はいずれ一生を
終えて朽ち果てちょうど
谷川の水のように山野を
下って大空に大海に没し

海に戻った(水)のいのち
が再び空に登り雨となり
川になり、また輪廻を
繰り返し再び新たなる
いのちとして生まれるの
です。


目には見えなくても再び
水蒸気となって大空に
上昇し、雲となって雨を
降らせて大地を潤して
陸地に戻って多くの
生きものや木々や花々を
育てるいのちとなります


人間も自然界の営みは
長い時間の間に循環して
再生します。
すべてがひとつの
[エレメンタル/要素]の
エネルギーとなって
いって循環するのです


これが、陰陽道の
相剋と相生の理論なんです




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あきゅろす。
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