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∞陰陽道探究∞
平安京と安倍晴明の実像
魔都・平安京と安倍晴明の実像 。


魔都の平安京と晴明を
分析解釈すると、彼が
生きた平安京は一般には

源氏物語に描かれる華麗
な王朝ロマンや栄華を
想像しますが、

陰陽道の祈祷術は人を
呪い殺す呪咀を生み出し
同時に怨霊が跋扈[バッコ]
する恐るべき時代でした

とんでない、アブナイ
時代と土壌がありました。
晴明さんは式神や祈祷を
駆使した華麗な霊戦と
高度な専門知識で運命の
コンサルタントでもあり
ました。

また朝廷につかえる
高級官僚と天文博士でも
ありましたが

古代には魔物と対等以上
に渡り合うには魔物の種
を授かってなければ
ならないという発想が
あり、そこから晴明は
化生の者(魔者)と
噂されました。

また孤独な存在でもあり
純粋な性格で占いの道具
の式盤を駆使して
天地異変に吉凶の判断を
下し、祭事、行幸
「天皇が各地を訪問」
の日時を秦上したりする
仕事は俗説ではなく
多くの史実として史料に
残され記録されてます。


そして阿倍晴明は希代の
霊能者、異形の人で
あるいっぽう政府朝廷
に努める高級官僚でした

それが俗説の尾ヒレを
とりはらった実像になり
ます。

しかし…高級官僚である
が素性は一切詳しく
語られてません
謎が多き人なのです。



※晴明伝説で晴明の母親
にまつわる話しは…

大阪府和泉市には王子町
とか葛の葉町とか
[信太の狐]にまつわ
る町名が多いです。

和泉市には聖神社があり
一名、信太明神ともいい
その社の森は信太の森と
呼ばれていて名高い。

信太明神について伝説が
残されています。

京の陰陽師であった
安倍保名に命を助けられた
女狐が…そのお礼にと
女の姿、「葛の葉姫」に
なって・保名のもとに
来て夫婦となり男子を
もうけた、その子を
安倍童子と名ずけて可愛
がって育てていたが


女が庭に咲く菊の花の
美しさに見とれて、つい
うっかりと白狐の正体を
現わしてしまい

寝ていた我が子にそれを
見られてしまった。

童子が泣き騒いだので

「恋しくば尋ね来てみよ
和泉なる信太の森の
うらみ葛の葉」

の一首を障子に書き残し
消え去ってしまった。
と言われてます


帰宅した保名は驚くと
ともに童子があまり母を
慕って泣くので、
信太の森へ行ってみると
狐の葛の葉が現れて
黄金の箱と水晶の玉
を保名に託し、再び姿を
消してしまった。

童子は、この二つの宝に
よりのちに…成人して
「晴明」と名乗り、
陰陽の博士として宮中で
重く用いられる
ようになったといいます。



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