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赫い閃光‖佐幸 正にSS




戦場に一筋、赤が走った。
獣の様に走り抜き、咆哮し乍切り捨てる。


誰の為に

誰が為に


旦那、


揶揄する声も出なかった。

只、綺麗だと思った。



あの赫に焼き殺されるなら、死んでも良いと思った。


「俺の出番無いねぇ。」


旦那は、にっこりと笑った。


「佐助!一番駆けでござる!」




真っ赫な戦場の華




嗚呼もっと笑って───







end


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