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1-C[1年crazy組]
0.29
3人がじゃんけんを始めた頃、サスケは隙を見てすぐさま店のカウンターへと向かった。

そこにはおおよそサスケ達と同年代のアルバイトらしき青年が立っていた。



 「…い、いらっしゃいませー」
上半身のほとんどがはだけたようなサスケの斬新な着物の着こなしに衝撃を受けている様子の店員さん。

驚くのに無理はない。
サスケはこちらの世界でいえば露出狂の部類に当てはまってしまうのだから当然といえば当然だ。
むしろお巡りさんを呼ばなかった店員さんに脱帽である。



 「何でもいいから普通のコーディネートをしてくれ。普通ならどんなものでもいい」
 「オレも頼むってばよ!」
 「オレのもヨロシク」

 「…あ、ハイ、かしこまりました」
次いでナルトとカカシに話し掛けられた店員さん。
ナルトはともかく、カカシの銀髪で左目しか見えていない服装にも驚愕したようだ。



店員さんはまるで助けを求めるかのようによろよろと店の奥に姿を消した。






 「・・・」

 「・・・」

 「・・・」



 「遅ぇな…」
サスケは未だにじゃんけんをしている女3人をちらりと見遣った。

時間はあまりない。




そろそろ焦れてきたころ、店員さんが姿を現した。

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