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黒白ノ風
089 制作
私達は二人そろって今日の集合場所へと足を運んだ。
その集合場所には、もうすでにサスケとサクラがたたずんでいた。
サスケと二人きり…サクラにとっては最高のシュチュエーションだったであろう。
 「グッモーニン!サクラちゃん」
ナルトは左手を高く掲げ、サクラに言う。
しかし、サクラはナルトに気がついたように「あ!」としか言わず、挨拶を返す気は全くといって感じられない。
この「あ!」は、邪魔者が来た。
といったかんじの「あ!」であろう。

 「サスケおはよ!」
 「あぁ」
私が挨拶したサスケは返してくれた。
ぶっきらぼうだが、何だか嬉しい。

 「さてと」
私はそう呟き、私は地面へとしゃがみ込み、固くならされたアスファルトに両手をあてる。
そして私は土遁チャクラを練り、地面へと流し込んだ。
ガコン
するとアスファルトの地面、半径1m程度にぽっかりと穴があいた。
下を覗き込むとそれなりの深さがあった。
少し深すぎたかもしれない。
まぁいいか。
どうせ中に落とすのはよく鍛錬された上忍なのだから。
遅刻してきた奴が悪い。

 「サチ、何してるんだって、ば…よ?」
ナルトは言葉に詰まる。
何故なら私の足元には用途不明の大穴がぽっかりとあいているからだ。
まぁこの反応は普通だ。
 「遅刻癖のある時間にルーズなカカシ先生への制裁…あっ間違えた。プレゼントだよv」
私はナルトの質問に対し、答えた。
そう、これはカカシ先生を落とすための落とし穴。
私はそれをを製作していたのであった。
 「どんなプレゼントだって…ば?」
またもナルトは言葉に詰まる。
そのナルトの目の先。
丁度落とし穴付近であった。
そこに置いてある物体、それはマヨネーズであった。
 「カカシ先生へのプレゼントは、遅れた時間によって違うの。1、2時間遅れたら落とし穴に落とすだけでー、3時間遅れたらその落とした上からマヨネーズかけて、4時間遅れたらー…」
 「も、もう結構だってばよ」
 (サチえげつねー)
 「よし!」
私はそう言い、落とし穴に薄い蓋をした。
バレないように土遁で亀裂も消した。
 「んじゃ待ちますか」
 「すんげー遅れてきたらオレもさ!手伝うってばよ!」
 (俺もカカシの遅刻癖にウンザリしてっから加勢してやるよ)
 「流石ナルト!!んじゃあ、………………………。」
私はこれからの計画を事細かくナルトに説明した。
 「了解だってばよ」
 (お前悪知恵だけはよく働くよな)
こうして、私達はカカシ先生を待つのだった。

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あきゅろす。
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