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黒白ノ風
576 意識
漫画見てたからいろいろ知っているけど、長門さんだって色々あるんだよね。

「でもさ、私は木ノ葉の里が好きだったたからね。最初はほかじぃがいて私を受け入れてくれて、次に綱手お姉サマが色々めんどうみてくれりして、周りの人も暖かくて、なんていうか私の居場所みたいなかんじだったんだよね」
うん、そうだった。

「好き"だった"?」
「私里抜けしちゃったじゃん?」

「なら何故まだ木ノ葉にかまう?」



「・・・」
そういえばなんでだろ…



「・・・」
「なんていうのかな、んー、まだきっと木ノ葉の里が好きなんだよ。一族のことがあっても木ノ葉の里であった事に偽りはないからね。・・・というかこれじゃあ"だった"なんていえないよね。未練たらたらだよ」



「・・・くだらんな」


「まぁ感じ方は人それぞれだからね…」

「この世界には今痛みが必要だ。ひと昔前まで戦争を繰り広げていた大国は今や平和ボケし、戦争の犠牲になった小国は衰退し、苦しい生活を強いられている。尾獣兵器を使い、大国に痛みを知らしめる。そうすれば平和ボケした者共も我々の苦しみを知る。そして力を恐れ、一時の平和が訪れる。これこそ本当の痛み分けだとおもわないか? 」





「・・・長門さんはさ、自分たちがされた事を他の人にも体感してほしいの?他の人にその苦しみを味わせたくないがために行動しようとはおもわなかったの?」






「笑止。…時間の無駄だったな」


「・・・」


「来るぞ」
耳元で真白が呟いた。

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あきゅろす。
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