黒白ノ風
566 久方
「久しぶり!…。」
久し、ぶり…?
てか、最後に会ったのっていつだっけ…
そんな考えが頭をよぎった。
ここ最近、真白に会っていなかったということを自覚した瞬間だった。
「あのー、真白サン…」
「私が口寄せしたら来て…と言ったのはどの口だ?」
「・・・」
そういえばそんなこと言った気もしなくはない。
記憶をさぐる。
―・・・…真白!あの、私が口寄せしたら来てね!!…絶対だよ!―
「・・・ウン」
・・・言った。
絶対に言った。
「全く…サチの阿呆さにはあきれる…」
「いやごめんよ…」
「・・・」
てか真白…
「結局のところすねてんじゃん…」
「…すねてなどいないと言っておるだろう」
「・・・ハハ」
そんなに殺気飛ばさなくても…
「そうだ、あのさ、ペインが木の葉の里に侵入したのは分かった?」
「ああ」
さも当たり前のように即答する真白。
なぜ知っていながらも真白は動かなかったのだろうか。
「じゃあさ・・・真白はさ、木の葉の里のことどう思ってるの?」
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