黒白ノ風
506 八当
「・・・うん。」
薄情(?)なことにイタチや蛇のメンバーも行ってしまったようだ。
「皆さん行ってしまいましたね…」
「・・・」
残るは鮫。
「…大丈夫ですか?」
「・・・うん。」
何だかとても寂しいような気持ちになったので私は無言で立ち上がり、服に付いた砂をはらった。
とりあえず苦笑いである。
・・・それにしても…
ケガ人を置いていくなんて。
サスケに対する怒りが湧いてきた。
いやでも調子に乗った私が悪いわけで・・・
あ〜・・・もう…!
「…〜サスケの・・・アホ!!」
ドォォン
葛藤の末に八つ当たりとして、近くにいた鮫さんを爆破した。
「ぇ」
無防備だった鮫さんは宙を舞ってどこかへいきましたとさ。
「さてとv」
何だかとても晴れ晴れとした気持ちになった私はサスケを追うために走り出した。
後方に瀕死状態の鮫がいたが、あまり気にはならなかった。
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