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黒白ノ風
505 調子
 「なに笑ってんだ…落とすぞ」
サスケはちらりと私に睨みをきかせてから言った。
 「きゃー、サスケが怖いよー。イタ兄たすけてー」
そしてそれをちゃかしてみる。




 「サスケ…それくらいいいだろう」
 「そうそうv可愛い妹ができたと思っ…」
ドッ ズザザザー
調子に乗ったらサスケの背中から落とされた。
しかも砂利の道をだいぶスライドした。
これは痛い。

 「・・・ぇ…ちょ、まじ痛いから!てか普通落とすか!??」



 「さぁ行こうか兄さん。・・・それと、水月に香燐に重吾、ついでに鮫。」
 「あ!みんないたのか…!」
今まで気づかなかったが、蛇のメンバー(ついでに鮫)も近くにいたようだ。



それより、先程からずきずきと痛む膝。
 「・・・うへぇ…結構血ィ出てるよ」
地面に座り込みながら状態を確認した。
そこは痛々しく擦りむけ、血が出てきていた。

この状態をどうしようかと考えた。
しかしあまり成すすべがない。




 「・・・」
ザッ
私の横にに影が一つ降りた。

 「・・・悪い」
その影、サスケはさすがに後ろめたさを感じたのか私のもとへと駆け寄り、詫びを入れた。

だが…
 「あーあ…これじゃあもうお嫁に行けないわ…v」
という頓狂な発言でサスケは再び私を置き去りにしてどこかへ行ってしまった。

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