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黒白ノ風
478 宿命
 「あのさ、イタチの情報が手に入ったって…」
 「確実な居場所が分かった」
 「・・・」
イタチの居場所が…
原作通りにイタチからサスケに接触したのか…


 「じゃあ…」
 「…あぁ。今日こそイタチを・・・殺す。」
憎しみを込めた目でサスケは言う。
きっとその濁った瞳の先にはイタチがいるのに違いない。

 「・・・そ、そう」


…言いたい。
イタチは復讐の標的ではないと。

“…これでいいんだ”
けど、イタチの覚悟を知ってしまった以上、軽率な言動はできない。



先程まで私の様子を無表情で観察していたサスケはゆっくりと歩き始めた。
 「行くぞ」
 「うん…」
ぱっとしないような返事をしてからサスケの後を追った。

後ろから見たサスケは迷いなくただ前を見据え、イタチを殺すことだけを考えているような雰囲気をまとっていた。

イタ兄はこうなることを望んで自分を復讐の的にしたのだろう。
ただサスケを強くするために。
この忍界で生き抜いていけるように。

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あきゅろす。
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