黒白ノ風
477 持帰
サスケだった。
「やっぱりここだったか」
「サチの食欲はいつになったらなくなるんだ…全く」
「…エヘv・・・サッスンも食べる?」
「甘いものは食べねぇよ」
「それより出発するぞ」
「え?どこに?」
「イタチに関する確実な情報が手に入った」
「ん、分かった」
「すいませーん!」
「・・・」
サスケは私がお勘定をするのだと思ったのだろう。
店の出口へと進んでいった。
「きな粉黒蜜をお持ち帰り用で3つお願いします!」
「かしこまりました」
「・・・〜」
出口付近で振り返り、何か言おうとしていたサスケ。
だが、諦めて店ののれんをくぐって行った。
「おまたせいたしました」
「ありがとうございますv」
きな粉黒蜜が入った袋を受け取り、浮かれ気味に店を後にした。
「ホントお前は…」
「ん?」
「何でそんな甘いモン食えるんだ…」
「私の主成分はマヨネーズと甘味だからね」
「…そうだったな」
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