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黒白ノ風
476 毎回
私の所属する小隊、蛇は今日もイタチの捜索をしている。
香燐、重吾、水月はそれぞれが担当する範囲内での情報収集。
サスケはその情報をもとに暁のアジトをしらみつぶしに回っている。



そして私は…
 「うは〜うま〜いv」
木の葉にいた時に得た情報(口コミ)を元に甘処巡りをしていた。


私は蛇のやっている情報収集はしていない。
“各自情報の収集を頼む”
なんて以前サスケに言われたが、どうすればいいのかわからない上にそんな器用なことは私には出来そうもないない。

だからこうして甘処巡りをしているわけだ。



この店では餅の上にきな粉と黒蜜をかけたものが主なメニューとなっている。
 「すいませーん、きな粉黒蜜一つ!」
当然私が一皿で満足するはずもなく、かれこれ4皿目へと突入した。

カタン
 「どうぞ」
店員さんがきな粉黒蜜を目の前に置いた。
卓上の皿のに乗った餅ときな粉の上で黒蜜が光っていらっしゃる。
その餅をようじですくいあげ、口へと運ぶ。
 「・・・幸せだv」
餅を運ぶ手は止まらず、気づけば新しく注文した皿も空になっていた。


 「あ、すいませーん!きな粉黒蜜もう一つ!」

カタン
 「どうぞ」
頼んだ瞬間に注文の品が到着した。
 「・・・早っ」
きっと私がもう一皿注文するのを予測してあらかじめ作ってあったのだろう。
そんなことを思いながら更に餅を口へと運んだ。

 「・・・」
いくら食べても飽きないし、あと3皿くらいいけるなv
それにしてもいいところを見つけた。
また明日来よう。
・・・


 「オイ」
突如、どこかぶっきらぼうな声が私の後ろからかかった。
 「はぁい?」
上機嫌で振り向いた先にいたのは…

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